大雨の8月26日の夜、パブリックビューイングの『新劇場版ヱヴァンゲリヲン:破 TV版』を
新宿バルト9で見てきました。(アイキャッチの表記は“EVANGELION:2.02’)

入場者には日テレとバンダイナムコのコラボによるクリアファイルの配布あり。
(日本テレビの通販でエヴァグッズを買うとついてくるのと同じものです。)
さらに放送開始前には、今回の企画に協力したトヨタとのタイアップで「NERVの公用車がプリウスの
プラグインハイブリッドになった」という設定のCM「電力補完計画」を、10分ほど上映。
アニメ部分は劇場版からの流用でしたが、セリフ部分は三石琴乃さんによる録りおろしでした。
これはどうやら、箱根で行われた「電力補完計画」で使われた映像と同じみたいですね。
また、上映開始前には大月プロデューサーが登壇して、各会場に向けて簡単なお礼の言葉を述べましたが、
これを見ていた横の席の男子二人組の会話が、ちょっとおもしろかったです。
「大月って誰?」「監督じゃね?」「いや監督はマサユキとかいう人っしょ?」
・・・横でいろいろとツッコミたくなるのを我慢するのが大変でした(^^;。
やがて開始60秒前からスクリーンにカウントダウンが表示され、9時になると同時に本編開始・・・
と思ったらAKBの人が写ったのには拍子抜けしたものの、ともかくTV放送が始まりました!
自分が見たのはシアター9ではなかったので、生のステージこそ見られませんでしたが、映像のほうは
TV放映用のフィルタがかけられてなかったおかげで、本来の美しさを大画面で楽しむことができました。
まあロードショーでもブルーレイでも既に見てはいるんですが、使徒の変形とかエヴァの動きとかは、
やっぱり大きな画面で見たほうが迫力があります。
あの異様な動きから得られる視覚的な快楽は、映画館のスクリーンサイズじゃないと体験できないかも。
あと、「Q」の新予告編を大スクリーンで見られたのは、今のところこのイベントの参加者だけになるのかな?
そして上映終了後は、伊吹マヤ役の長沢美樹さんと加藤夏希さんによる30分ほどのステージトーク。
イベントの提供元がバンダイなだけに、話題の半分くらいは新作ゲーム「3rd Impact」の宣伝でしたが、
長沢さんからは製作現場の裏話として
「新キャラ役は誰が来るんだろう?とウワサしてたら、まさかの坂本真綾ちゃんだった!」とか、
「アフレコ中に庵野総監督のリテイクが30回くらいあった!」とか、
「破の印象がTVシリーズと違うのは、ちょうど総監督が結婚して幸せだったおかげかも!」とか、
「自分たちは出ずっぱりで(マヤが)ゲーゲー吐いたりしながらがんばってるのに、カヲル役の石田彰さんは
最後だけ出てきて、オイシイところをぜんぶかっさらってズルイ!」
と本人に言っちゃった話とかを聞くことができました。
また、加藤さんは控室で大月Pから「Q」の展開について少し聞いてしまったとのこと。
具体的な内容には触れませんでしたが「エヴァらしい賛否両論のありそうな、衝撃的な話」だそうです。
なお、長沢さんの言っていた「Qは2作同時上映と聞いたことがある」という話は、新劇場版の製作発表時に
「最終話を2分割して製作する」とアナウンスされたことに基づいているので、現時点では未定と考えるのが
正解だと思います。
それにまだ主要キャストのアフレコ予定すら決まっていないうちに、ファンがあれこれと詮索しすぎるのも
どうなんだろう・・・とも感じますし。
あと、いまさらながら「破」に対する私の感想を簡単にまとめたので、以下に書いておきます。
「序」の時は「修正シーンとCGが増えたけど、基本的には変わらないじゃん」と否定的な見方をしてましたが、
「破」では“原型となるTV版と劇場版を回収・統合しながら、新たな筋書きへと転回させる”という意図が
明確に感じられたので、旧版との違いを比較しながらおもしろく見ることができました。
今回で「エヴァが単なるヒーロー物になってしまった」と嘆く声も聞きますが、以後の作品がことごとく
内向的になってしまったことを考えると、原点たるエヴァがその殻を破ろうとしているように見えるのは
むしろ歓迎すべきことではないでしょうか。
わざわざ作り直すんですから、このくらいの劇的な変化(あるいは開きなおり)がなくちゃ意味がないし、
それが時代の要請だとすれば、これが文字どおり「新世紀」仕様のエヴァなんだろうと思います。
そして「破」では、TV版19話までをベースにしながら、そこに「THE END OF EVANGELION」の要素も
取り込んで、ひとつの区切りを迎えたように感じました。
ようやく“旧エヴァンゲリオン”を清算するための物語が終わり、いよいよ未知なる領域へと突入する、
いわば本当の意味での「新劇場版ヱヴァンゲリヲン」が始まるのが「Q」なのかもしれません。
おまけ:ひとり寂しくワンダースワンをプレイするアスカ。

この場面で流れる起動音を聞くと、おもわずニヤリとしちゃいます。
・・・セカンドインパクト後の世界でTVゲームの覇権を握ってるのは、きっとバンダイに違いない(^^;。
新宿バルト9で見てきました。(アイキャッチの表記は“EVANGELION:2.02’)

入場者には日テレとバンダイナムコのコラボによるクリアファイルの配布あり。
(日本テレビの通販でエヴァグッズを買うとついてくるのと同じものです。)
さらに放送開始前には、今回の企画に協力したトヨタとのタイアップで「NERVの公用車がプリウスの
プラグインハイブリッドになった」という設定のCM「電力補完計画」を、10分ほど上映。
アニメ部分は劇場版からの流用でしたが、セリフ部分は三石琴乃さんによる録りおろしでした。
これはどうやら、箱根で行われた「電力補完計画」で使われた映像と同じみたいですね。
また、上映開始前には大月プロデューサーが登壇して、各会場に向けて簡単なお礼の言葉を述べましたが、
これを見ていた横の席の男子二人組の会話が、ちょっとおもしろかったです。
「大月って誰?」「監督じゃね?」「いや監督はマサユキとかいう人っしょ?」
・・・横でいろいろとツッコミたくなるのを我慢するのが大変でした(^^;。
やがて開始60秒前からスクリーンにカウントダウンが表示され、9時になると同時に本編開始・・・
と思ったらAKBの人が写ったのには拍子抜けしたものの、ともかくTV放送が始まりました!
自分が見たのはシアター9ではなかったので、生のステージこそ見られませんでしたが、映像のほうは
TV放映用のフィルタがかけられてなかったおかげで、本来の美しさを大画面で楽しむことができました。
まあロードショーでもブルーレイでも既に見てはいるんですが、使徒の変形とかエヴァの動きとかは、
やっぱり大きな画面で見たほうが迫力があります。
あの異様な動きから得られる視覚的な快楽は、映画館のスクリーンサイズじゃないと体験できないかも。
あと、「Q」の新予告編を大スクリーンで見られたのは、今のところこのイベントの参加者だけになるのかな?
そして上映終了後は、伊吹マヤ役の長沢美樹さんと加藤夏希さんによる30分ほどのステージトーク。
イベントの提供元がバンダイなだけに、話題の半分くらいは新作ゲーム「3rd Impact」の宣伝でしたが、
長沢さんからは製作現場の裏話として
「新キャラ役は誰が来るんだろう?とウワサしてたら、まさかの坂本真綾ちゃんだった!」とか、
「アフレコ中に庵野総監督のリテイクが30回くらいあった!」とか、
「破の印象がTVシリーズと違うのは、ちょうど総監督が結婚して幸せだったおかげかも!」とか、
「自分たちは出ずっぱりで(マヤが)ゲーゲー吐いたりしながらがんばってるのに、カヲル役の石田彰さんは
最後だけ出てきて、オイシイところをぜんぶかっさらってズルイ!」
と本人に言っちゃった話とかを聞くことができました。
また、加藤さんは控室で大月Pから「Q」の展開について少し聞いてしまったとのこと。
具体的な内容には触れませんでしたが「エヴァらしい賛否両論のありそうな、衝撃的な話」だそうです。
なお、長沢さんの言っていた「Qは2作同時上映と聞いたことがある」という話は、新劇場版の製作発表時に
「最終話を2分割して製作する」とアナウンスされたことに基づいているので、現時点では未定と考えるのが
正解だと思います。
それにまだ主要キャストのアフレコ予定すら決まっていないうちに、ファンがあれこれと詮索しすぎるのも
どうなんだろう・・・とも感じますし。
あと、いまさらながら「破」に対する私の感想を簡単にまとめたので、以下に書いておきます。
「序」の時は「修正シーンとCGが増えたけど、基本的には変わらないじゃん」と否定的な見方をしてましたが、
「破」では“原型となるTV版と劇場版を回収・統合しながら、新たな筋書きへと転回させる”という意図が
明確に感じられたので、旧版との違いを比較しながらおもしろく見ることができました。
今回で「エヴァが単なるヒーロー物になってしまった」と嘆く声も聞きますが、以後の作品がことごとく
内向的になってしまったことを考えると、原点たるエヴァがその殻を破ろうとしているように見えるのは
むしろ歓迎すべきことではないでしょうか。
わざわざ作り直すんですから、このくらいの劇的な変化(あるいは開きなおり)がなくちゃ意味がないし、
それが時代の要請だとすれば、これが文字どおり「新世紀」仕様のエヴァなんだろうと思います。
そして「破」では、TV版19話までをベースにしながら、そこに「THE END OF EVANGELION」の要素も
取り込んで、ひとつの区切りを迎えたように感じました。
ようやく“旧エヴァンゲリオン”を清算するための物語が終わり、いよいよ未知なる領域へと突入する、
いわば本当の意味での「新劇場版ヱヴァンゲリヲン」が始まるのが「Q」なのかもしれません。
おまけ:ひとり寂しくワンダースワンをプレイするアスカ。

この場面で流れる起動音を聞くと、おもわずニヤリとしちゃいます。
・・・セカンドインパクト後の世界でTVゲームの覇権を握ってるのは、きっとバンダイに違いない(^^;。