Biting Angle

アニメ・マンガ・ホビーのゆるい話題と、SFとか美術のすこしマジメな感想など。

『マイマイ新子と千年の魔法』全国公開から一周年

2010年11月21日 | マイマイ新子と千年の魔法
2009年11月21日に、アニメ映画『マイマイ新子と千年の魔法』が全国公開されてから、
本日で満1周年を迎えました。

思い返せば、この時は早々の公開打ち切りなどもあって、劇場で見損ねてるんですよね。
そのうちTwitterやネットでの評判を見て、ラピュタ阿佐ヶ谷での再上映に行こうとしたら
満席で見られなかったりで、なおさら見たいという気持ちが強くなってきたりとか。

そしてようやく2010年4月23日、吉祥寺バウスシアターで初めて作品を見ることができました。

あの夜感じた興奮と幸福感、そして帰りに出口で見送ってくれた片渕監督や岩瀬プロデューサー、
宣伝担当の山本さんとのふれあいの記憶は、今でもはっきりと覚えています。
そしてネットを通じて多くの人と『マイマイ新子と千年の魔法』についてのやり取りを交わし、
微力ながら自分でもマイマイを応援しているうち、気がついたら11月21日を迎えていた感じ。

『マイマイ新子と千年の魔法』は、私にとって多くの出会いを与えてくれた作品です。
Twitterで知り合った多くのマイマイファンや関係者の皆様だけでなく、ロフトプラスワンの
片渕監督ナイトで、昔の友人と久しぶりに再会したり・・・といったこともありました。

そして中でも最大の出会いは、片渕監督のデビュー作品『アリーテ姫』です。
今でこそ「自分の中で五指に入るほど好きな作品」と断言できますが、「マイマイ」つながりで
ラピュタ阿佐ヶ谷の上映を見に行ってなければ、たぶん今でも内容を知らないままでしょう。

ひとつのアニメがこれだけのものを自分に与えてくれたという経験は、今までありませんでした。
そしてこの事実そのものが、もはやひとつの“魔法”であると思います。

そしてもうひとつの興味深い点は、この作品を取り巻く環境のおもしろさ。
昭和30年代と平安時代をクロスさせて描く物語が、ネットとtwitterという最新技術を媒介として
強く支持され、次々に伝播していくのが不思議にも思えますが、実はそれらに共通する要素として、
「つながり」と「伝達」の2点が挙げられると思います。

マイマイ探検隊や有志によるイベント等を見ても、ネットでのつながりが、やがて人と人同士の、
そして土地や歴史との結びつきへと広がっていく様子がはっきりとわかります。
考えてみれば、これって千年前の諾子と千古、そして60年前の新子と貴伊子が経験したことと
かなり似ているのでは・・・?

このように考えると、『マイマイ新子と千年の魔法』という作品は、決して“ノスタルジー”で
括られるだけではない、むしろ非常に今日的・普遍的なテーマを描いた物語と感じられます。
そしてこの物語が今もネットやTwitterを介して「つながり」と「伝達」を繰り返していることが、
たとえ技術や文化は違っても、人ってそんなに変わらないんだという証明にも思えてなりません。

見るたびに、そして思い返すたびに新たな発見を与えてくれる『マイマイ新子と千年の魔法』。
公開2年目もその先も、引き続き応援していきたいと思います。
そして今後も多くの人に、マイマイの魔法がかかることを願っています。
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