DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

夢(65)

2014-03-17 03:18:47 | ButsuButsu


まずいな、と思う。

あまりにも行き過ぎたバッシングだ。

確かに論理的な破たんはあるが、科学におけるもう一つ大切なことを私たちは忘れている気がする。

それはIntuition(直観)と呼ばれるものだ。

彼女は何かを見つけ、何かを伝えたいとしている。

このことは、すべての前提に対して優先するものだと私は思っている。

某学会までもが彼女のContributionを痛烈に批判することの危うさを私は感じている。

仮に彼女の発見と言われるものが間違っていたとしても、間違いだとわかることが科学の進歩につながる。

もし正しいとしたら、いったいどうやって謝罪するというのだろうか。

これは、社会やマスコミや学会の致命的な倫理的破たんだ。

正しい対応の仕方とは何だろうか。

私が理化学研究所の所長であったとするならば、外圧を凍結し、彼女に1年間の猶予を与えるだろう。

この一年間の間に、問われている批判にこたえるだけの成果を出しなさい、と励ますだろう。

おそらく、ハーバード大学の指導教官の思いもそこにある気がする。

研究者が正しいと思い、直観に従って記述した研究成果が、時として不適正な場合もあるかもしれない。

本来はそのようなことはあってはならないのだが、その不都合さゆえに、すべてを否定するような行為は科学に対して何の貢献ももたらさない。

以前、科学論文には、Originality、Repeatability、Consistencyの3つが必要だと述べた。

それにもまして大切なことは、事実に対するIntuitionである。

確かにリセット可能な細胞が常に存在する、という主張には首をかしげたくなる。

しかし、気まぐれな自然の中には、そのようなものが存在していてもよいのかもしれない。

そこに科学の妙味がある。

それらを完全否定するようなバッシングは、百害あって一利ない。

過去において、この種の発見は、多くの批判と虐待をもたらしてきた。

あえて私は、小保方晴子さんにエールを送りたい。

負けるな青年。

間違っていてもよいではないか。

まだあなたは若い。

自分のIntuitionに従って、正々堂々と主張してほしい。

あなたが見たかもしれない壁の向こうには、違う色の世界が広がっているのだろう。

私はそれが世の人々に新しい真実を突きつけることを期待している。

私たちが向き合っている現代社会の多くの矛盾が、一人あなたに襲い掛かっている現実を座視することに私は耐えきれない。

科学とは本来、すべてのドグマや圧力から、自由でかつ夢があるものだと思うからである。

かつて寺本英が私に言った、「おもろいやんけ」という言葉を伝えたい。
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313 コメント

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Unknown (STAP)
2014-03-17 21:57:30
彼女の直感は、むしろ、国中が賞賛していました。

批判しているのは、科学的な証明をすべきところに剽窃や捏造があったからでしょう。

直感を科学的に証明しなくても良いのであれば、面白そうな直感は無限にあります。

アンドロメダ星雲に生命体がいるという直感を私は持っていますが、それを、科学的に証明しない限り科学者の貢献にはならないです。



賛同 (小川琢治)
2014-03-17 22:26:51
KUMAGAI先生の見方に賛同します。若い人の可能性をつぶしてはいけないというのが、年寄りの第1の義務かと。
Unknown (maeda)
2014-03-17 23:02:39
彼女の直感を批判しているんじゃなくて、証拠をねつ造した(と思われる)その不誠実に対しての批判じゃないですか?証拠が真実でなければ只のファンタジーでは。
Unknown (Unknown)
2014-03-17 23:21:36
STAP細胞が本当に存在しないのか。それとも存在するのか。大事なのはそれだけだ。

ブログ管理者の意見に同意したい。一年の猶予を与え、STAP細胞の存在を改めて示してほしい。疑う余地ないほどに。
Unknown (Unknown)
2014-03-17 23:38:13
KUMAGAI氏の小保方氏に対する言及にサイエンスに関わる者としてとても違和感を覚えます。

我々サイエンスに関わる者として絶対に守らなければならないルールがあります。それは「データは捏造しないこと」です。

彼女が非難されているのはデータを捏造したからです。

彼女が「本当のデータ」を間違って解釈したり、誤った仮説に基づいて「本当のデータ」解析したのならここまで非難は無かったでしょう。

彼女はサイエンスの世界ではもう生きていけない過ちを犯したのです。だからこそ非難されるのです。
ド素人の意見 (ド素人)
2014-03-17 23:39:53
正しい対応の仕方とは何だろうか。
との前に、現場の意見として、
病を克服出来るであろうと期待した人は、この報道に、裏切られた気持ちであり、更にその元が彼女の単なる名誉の為であったかと思うと憤りとなります。
Unknown (Unknown)
2014-03-17 23:45:53
小保方さんのニュースを見ると心が痛みます。
もうやめて!と言いたくなります。
人は間違えるものです。
間違えたことがわかったら同じ間違いを犯さないようにすればいいと思うのです。
彼女ほど優秀な才能はたくさんはいないと思います。
この希望の命を抹殺しないでほしいと思います。
そのまえにを (kasan)
2014-03-17 23:46:53
直感云々は良いが、それの妥当性を説明するのに、ズルしたのであればダメ。
ただの妄想なだけで
Unknown (Unknown)
2014-03-18 00:28:07
全て信頼あっての話でしょう.
彼女はもう二度とサイエンスに関わるべきでないと感じます.
私生活のバッシングはどうでもいいです.
ズレてます (hama)
2014-03-18 00:34:00
小保方批判に対する反論でしょうけど、見方がズレていて的外れで話になりません。

当然ご存知と想いますが、研究の世界において…
研究の「間違い」は笑われたり馬鹿にされたりすることはあっても、批判にはなりません。
研究の「不誠実」は、徹底的に批判されます。

彼女は後者だから批判されているのです。
もっとも、彼女が不誠実なのか、彼女を取り巻く人々が不誠実な行為を指導したのか、そこの議論はあるようですが。

もちろん、可能性のある若い研究者だから、「彼女に誠実な研究に取り組ませる時間を与えよう」という提案に賛同する人はいるでしょうけれど。

ただ、貴方の言う「研究に間違いは付き物なのだから、批判するのは間違ってる」的なことは、世の研究者なら全員知ってます。マスコミだって多くが分かっているでしょう。貴方にご指導いただくまでもなく。

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