河童の歌声

歌声喫茶&キャンプ&ハイキング&写真&艦船

大原三千院・恋に疲れた女が・・

2019-12-04 14:20:20 | 旅行
♬ 京都大原三千院・・と聞いて
そんな歌知らないという人の方が少ない、と思わせる、
それほど有名な歌だと思います。

作詞・・永六輔
作曲・・いずみたく

作曲の巧みさは言うまでもありませんが、
「恋に疲れた女がひとり」
の歌詞が良かったんだと思うのです。

そんな女なんて居ないよ。
そんな女がたった独りで京都の寺を訪れる・・ウッソー!
でしょ、普通はね。

歌というのはね、そういった現実とは異なった、
あり得ない世界を、ひょっとしてと思わせるという点が、
それが凡人の煩悩を狂わせるんだよね。

何かの標語と同じ、
チョッとしたひと言が審査員の心をくすぐるんだよ。
このコツさえ飲み込めば、標語募集で合格なんてカ~ンタンだよ、貴方。



ホテルから京都国際会館まで地下鉄で行き、バスへ乗り換え。
京都はこういったバスが走っているんだね。



京都国際会館からバスで大原に向かいます。
バス停から双眼鏡で見たら、向こうの山にはケーブルカーが見えました。
家に帰ってから調べたら、その山は比叡山でした。
そうです、比叡山延暦寺で有名な山だったんです。

そのバス停で、私は生まれて初めての経験をしました。
何だと思いますか?

バスを待つ行列で、私の前にいた女性・・身長180センチ超え。
私の後ろにいた女性・・身長180センチ超え。
どちらも中国人女性でした。
私は急に自分がとっても小っちゃく感じたんですね~。アハハ。



大原に行くバスでは、こんなバス停がありましたよ。
(野村別れ)
さて、いったいどんな物語が隠されているのでしょうね?
京都って歴史が歴史ですから、こういった言葉ひとつにも、思いを馳せてしまいますね。



途中「女ひとり」の歌碑がありました。
あまり目立たない歌碑には、
作詞者の永六輔の写真が貼ってありました。



三千院への道では紅葉がありました。





そして、何より土産物店が凄く多かった。
これが寂光院とは大違い。

さて三千院に着くと、恋に疲れた女が(着物に痩せぎすの女が)
たった一人でいましたとさ。
どこだどこだッ、出てこい女め(苦笑)





実は、大原観光は寂光院を先に行ったのですが、
寂光院が如何にも京都の風情を漂わせていたのに反して、
三千院はあまりにも、当節はやりの外国人が大挙しての今風だったので、
心情的にこっちを先に書いてしまいたくなったのです。





こういったのが「恋に疲れた女がひとり~」のイメージだよね。



なのに、太目の女がいくら一人っきりだったにせよ・・・
あ・・ゴメンね我が愛妻殿!



俺は、別に痩せぎすの憂いに満ちた女でなくても、
お前がいればいいと思ったのです。



フェイスブック友達の渡辺さん(なべちさん)が、
愛妻と息子さんの十数年前の写真を添付してくれましたが、



3年前、ガンで58歳の人生で亡くなってしまった渡辺明美さんの、
あの誰からも愛された笑顔を三千院の庭園を見ながら私は思い浮かべていました。
本当に、あんな素敵な女性が、三千院には最も相応しい女性でしたね。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本のうたごえ祭典・京都へ... | トップ | 拝啓、建礼門院さま・・京都... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事