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50年前の笹子峠越え

2024-06-24 06:16:15 | 日記
国道20号線、一般的には甲州街道と言われます。
それは東京から山梨県、そして長野県へと続く道路です。
その途中、関東平野から甲府盆地への途中に在るのが、笹子峠です。

今は、中央高速の「新笹子トンネル」
その旧道となる、一般的な「笹子トンネル」、共にかなりの人が一度は通った事があると思います。
東京から山梨県に向かうと、長い長い笹子トンネルがあり、そこを出ると、
眼下に甲府盆地の風景が広がっているのが見えます。
しかし、旧道の国道20号ではない、更なる旧道が在るのです。



緑色が、中央高速。
黄色がその旧道となる国道20号線です。
そこにはJRの中央線も走っています。
みな笹子峠をトンネルをくぐって甲府へと伸びています。

一番左側に在る赤いルート。
それが旧道中の旧道の、かつての甲州街道です。



峠の頂上には、短い(250メートル)のトンネルがあります。
これが旧笹子トンネルになると、直線距離で丁度3キロの長いトンネルになっています。
中央高速では約、4,7キロと更に長くなっています。

私は今から50年くらい前に、独り車でそこを越えた事があります。
それも真夜中でした。
グーグルストリートビューで見ると、
現在はほぼ、というか、あるいは全線舗装されているみたいですが、
かつての旧道は、50年前は、完璧に全線無舗装でした。
それどころか、全線が全くのガタガタ道、それも酷いデコボコ路だったのです。
車は腹をぶつけそうになるばかりの穴ぼこだらけだったのです。
距離では12キロらしいのですが、とにかく時間はかかりました。



20号線の一般道から、ガタガタ道の旧道に入る時に、
「こんなトコを行くのかよ」と一瞬ためらった事を覚えています。
なんせ深夜ですからね、でも若かったので、そういったトキメキが好きだったのです。

入った途端から、愛車は上へ下へと激しく揺さぶられ、
ラジオとかカーステとか聴く余裕など全くありません。
目の前に連続する大きな穴ぼこをどうやって回避するか、それで精一杯。
最初から最後まで、車など一台も居ないし、人影などある筈もない。
真っ暗な中に時々、甲府盆地なのか薄っすらと街灯りが見えるだけです。

「こんなトコで真夜中に動けなくなったらどうなるのか?」
そういった事が脳裏をよぎります。
どっちが後先かは覚えていませんが、
足柄峠の旧道では車が完全にスタッグした事もあるし、
雪の信州峠では、ここでハマったら翌春まで車は放置せざるを得なかったし、
そういった経験があるので、緊張の連続でした。
こういった危険な道は、現在はもうほぼ無くなっているのでしょうね。

やっと峠越が終わって、20号線に出た時は、どれほどホッした事か。
4輪駆動車とか、ジープとか悪路走行に強い車でそんなトコを走破しても面白味はないでしょう。
全く、普通の車で悪路走行をするのは、本当に楽しい。
誰でも出来る4輪駆動車で、そこを行ったからといって・・
尤も今ではそんな道などほぼ無くなっているのでしょう。
あれはフツーの車だったからこそ、思い出に残るのでしょうね。
そういった悪路が無くなってしまったのって、チョッと淋しいな。

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