度重なる夫仁徳の浮気に怒りも最高潮に達したのでしょう、わざわざ紀州まで大軍団を組んで、豊楽(とよのあかりと読み、宮中出の大切な大嘗祭などの大切なお祭り)の際に使う柏の葉を採りって帰る途中に夫仁徳の浮気話を聞いたのです。
当然、許されようはずはないのです。石之日売命が怒ったなんてなもんではありません、地団太踏んで悔しがります。
「そんあことがあろうか。今わらわは、わが夫(つま)天皇(すめらみこと)のために、御綱柏(みつながしは)を紀州から採って帰っているのじゃ。そんなはずがあろうか。早速その児島の仕丁をここに連れてまいれ」
強く命令させ、仕丁の乗っている船を追いかけます。そして尋問します。
そんなことになるとは知らずに、つい軽く、久しぶりに会った都での知人に、それも、皇后に仕えている倉人(くらひと)に、都の噂としてつい懐かしさも手伝って、天皇の浮気話を話したばっかりの起こった事件です。
まさか皇后の前に引き出されようとは夢にも思っていませんでした児島の仕丁の慌てようと云ったら、火を見るよりも明らかなことでした。何が突然起こったのかと、どこでどうなっているのかさえ分からず、ただ周章狼狽するばかりでした。それを上官に話した倉人も、どうなる事かと、これまた児島の仕丁同様に驚いた事には間違いありません。覆水盆に返らずのことわざ通り、これからどうなる事かと気が気ではありません。
この下女たちの運命はいかに?
当然、許されようはずはないのです。石之日売命が怒ったなんてなもんではありません、地団太踏んで悔しがります。
「そんあことがあろうか。今わらわは、わが夫(つま)天皇(すめらみこと)のために、御綱柏(みつながしは)を紀州から採って帰っているのじゃ。そんなはずがあろうか。早速その児島の仕丁をここに連れてまいれ」
強く命令させ、仕丁の乗っている船を追いかけます。そして尋問します。
そんなことになるとは知らずに、つい軽く、久しぶりに会った都での知人に、それも、皇后に仕えている倉人(くらひと)に、都の噂としてつい懐かしさも手伝って、天皇の浮気話を話したばっかりの起こった事件です。
まさか皇后の前に引き出されようとは夢にも思っていませんでした児島の仕丁の慌てようと云ったら、火を見るよりも明らかなことでした。何が突然起こったのかと、どこでどうなっているのかさえ分からず、ただ周章狼狽するばかりでした。それを上官に話した倉人も、どうなる事かと、これまた児島の仕丁同様に驚いた事には間違いありません。覆水盆に返らずのことわざ通り、これからどうなる事かと気が気ではありません。
この下女たちの運命はいかに?
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