私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

長寿の話 3-倭迹迹日百襲姫命

2008-09-13 18:36:09 | Weblog
 倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)という長ったらしい名前の女性が古代の日本【倭】にいました(夜麻登登母母曽毘売命‐やまととももそひめー古事記)。吉備津彦命の姉君です。卑弥呼ではないかと言われている人です。ということは孝霊天皇の皇女になるのです。
 現在、吉備津神社の一番南の端にある本宮社に吉備津彦の父君孝霊天皇等と一緒に、知る人もいないがごとくに、従って、誰も注目すらしませんが、お祭りしてあることは間違いありません。
 
 日本書紀によると、この倭迹迹日百襲姫命もまた長寿のお人でした。孝霊天皇の70歳の時のお子様だそうです。特に面白いのは、この女の人は大物主神と結婚しておられますが、その御歳180歳の時だそうです。
 いかに大昔の人々が長寿だったとはいえ、これはいかがなものでありましょうか。
 でも、まことしやかに日本書紀にかれているのです。
 長寿国日本の話としても可笑しいと思うのですが、その本に見える「深く疑うべきに非ず」という言葉がなんだかよそよそしく見えました。
 お亡くなりになった時は書かれてはいませんが。おそらくは250歳ぐらいは生きられたのではないかと思われます。
 その180歳にしても、250歳の容姿等にしても、歴史的には「深く思うに非ず」ですが、宮崎駿に描かせるとしたら、どんな絵が生まれるでしょうか。想像しただけで面白くなります。ちょっと滑稽でしょう?。歯のないよぼよぼのそれでもなお腰を曲げて口をもごもごと何時も動かしている、頭のてっぺんのあたりから出る声のなんて奇天烈な声でしょうか、将に、驚くべきおどろおどろしい声が突然に私の頭の中をぐるりぐるり駆け巡ってきます。
 また何時か、この女(ひと)の晩年の物語を、驚くべきおどろおどろしい声と共に作ってみたくなりました。また、そう遠くない時にお目にかけたいと思います。全くの想像の世界を吉備と関連させて。

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