私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

歌のしるべ

2013-04-08 10:35:25 | Weblog

 さて、時間と云うもの、どうしてこんなにも早く、残り少なくなった老いの身を通り過ぎなくてもいいのではないかと、花のねぐらではないのですが、と気のねぐらを訪ね言って恨みごとの一つでも言ってやりたい気分にさせられる今日この頃です。
 私の身の回りには、もうあの業平をして嘆かせた桜も昨日の春の嵐で何処かへはしらねども流れ消えてしまいました。ただ、お宮の龍神池の面の西に吹き寄せられた花びらが風に身を委ねながら、あちへとおもうと、また、こちへと漂いながらって、我もまた「 春の名残をいかにとやせん」と、でも歌っているかのようです。

 さて、なんとか時の流れの中に友則の「静心」をどうにか取り戻した所ですが、再び、「宮内の今昔」に帰ろうかと思ったのですが、まあ、あまり急ぐこともないと思い、それならいっそ、あの高尚先生の中村歌右衛門と対談した時に語った「歌のしるべ」に付いて、また、また寄り道して、今少しその内容をお話ししたいと思います。

 なお、高尚は歌だけでなく、道のしるべ、文のしるべと3つのしるべ、即ち、道、歌、文に付いての案内書なのですが「三のしるべ」と云う本を著しております。


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