私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

高尚の著書1

2012-11-29 12:03:32 | Weblog

 井上博士は書いております。

 「高尚最も文を作るに長ぜり。故に其著書、文に関れるもの多し。高尚の著書を通読せむと思はば、まず、「みつのしるべ」を見るべし。この著述のいかなる意より出でたるかを知るを得べし。」
 と。

・おくれし雁 一巻
  真淵を始めて名高き人々の消息文を集めたもの
・神の御蔭の日記 二巻
  寛政十一年江戸と京トに行きし日記
・消息文例 二巻
  中古風の消息文の書様を教へたる書なり。
・松屋文集 二巻
・日本紀の御局の考え
  紫式部を日本紀の御局という所以を考へたり。
・浅瀬のしるべ 一巻
 燈台もとくらし、なま病法大きずのもとなど云う俚諺を云ひ広めて人に教訓としたり。
・伊勢物語新釈 六巻