私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

中原浩太のレゴトレインⅡ

2010-10-27 20:15:02 | Weblog
 一応、渡辺数馬と荒木又右衛門の鍵屋の辻での仇打ち話は之にて終わりにします。なお、この湯浅常山の著した「武将感状記」と云う本には。この「常山紀談」に書いてある内容のものより、もう少し詳しく「渡辺数馬弟の敵を討つ事」と云う題で、この事件に付いて述べていますが、内容はそんなには違わないので、あまりくどくどしくなりますので、一応ここら辺りで終わりとしたいと思います。

 さて、今日、友人から、「今、岡山美術館で開かれている『岡山・美の回廊』で、中原浩太のレゴトレインという彫刻が展示してあるのを知っているか」と手紙をもらいました。23日の山陽新聞に、その作品と作品解説が載っているから見てみろという催促です。早速、23日の新聞を引っ張り出します。すると、紙面に

 「・・・美術の表現や形式、そして領域そのものを問う独創的な作風で脚光を浴びる・・・」
 と、解説がしてありました。


                

 本来、やれ芸術だ、いや美術だとかいう類のものは、私にとって、なかなかの堅物なものなのですが、更に、その上に「現代」と云う言葉がひっつくと、余計に難解な壁として大きく私の前に立ちはだかり、容易に分かるものではありません。でも、この新聞記事を参考にしながら、中原作品をよく見ると、そう言われると何となく物事の本質までを見透かした独創性のある作風で、それ自体が芸術的な面白そうな表現であるのかもしれませんが、「それっていい物ですか」と云うと、どうもそうではないようにも私には思われるのです。
 「一体芸術って何でしょうかね。」と、改めて自問して見ると、なんだか、突然に、頭の中が真っ暗にこんがらかって、何がなんだかさっぱり分からないような不思議な感覚に襲われるような思いがします。
 作者には、誠に相済まないとは思うのですが、
 「現代美術とは、何でしょうか。それがあなたの追及した真の人の心象でしょうか」
 と、尋ねてみたいのですが。

 なお、この中原浩太氏は、私の友人中原二郎二氏のご子息で、長尾小学校、玉島北中学校、天城高校出身の、1961年生まれの将来を嘱望されている新進気鋭の芸術家なのです。

 どうぞ11月7日までこの展覧会は開かれています。まだのお方は一度見に出かけてはいかがでしょうか?????ぜひ中原氏の作品をご覧になりご批評いただければと思います。宜しくお願いします。