私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

7月です

2010-07-03 16:03:46 | Weblog
 昔は7月は、「文月」と呼ばれていました。では、どうして7月が「文」、そうです。文書とどんな関係があるのでしょうか。
 ものの本によりますと、昔、中国では、この月に、七夕の織姫に文書を供え、書をひもといたと言われます。その事から、この月を「文書(ふみ)ひろげ月」と言い、それが文月となったと云われています。
 こんな説に対して、あの加茂真淵は、「ふつき」は「ふみつき」で、これはふくみ月から出来たのだと言う。一寸、面白いと思いますから書いてみます
 彼によると5,6,7,8の月は、すべて稲の生長と関わりのある言葉からできているのだそうです
 7月も当然そうで、元々は「ふくみ月」と呼ばれていたのだそうです。稲が穂をふくむ月と言う意味なのだそうです。それが、「ふみつき」、さらに、「ふつき」となったと言うのです。
 ちなみに、5月は「小苗(さなえ)月」で〈さつき〉、6月は「稲作の生長にかかわる仕事はみなしつくした月」で〈みなつき〉、8月は「稲の穂の張る月」で〈はつき〉と言う月の名が生まれたのだそうです。

 又、この7月は、「穂見月(ほみつき)」から「文月」となったのだと云う人もいるようです。

 なお、日本の神話時代の一部にはいると思いますが、あの「神武天皇」の頃には、わが国葦豊原水穂の国には、どうしてかわ分からないのですが、この7月「ふつき」はなく、一年は11カ月だったと云う人もいますが?どうでしょうか。
 夏越の神事からとんでもない方向に向かってしまいましたが、明日からは、又、湯浅常山の「常山紀談」に返ります。