私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

ザシキワラシの話

2010-06-25 21:02:52 | Weblog
 ザシキワラシの話は、東北地方にだげあって他の地方には其の例がないと云われています。しかし、「高野山にもある」と、南方 熊楠が言ったとか言わなかったとかと云う噂もあるようです。そのほとんどは遠野村のある岩手県が最も多いのだそうです。

 このザシキワラシとよく似た名前を持つ民話も沢山あります。
 ・ザシキワラシ、・ザシキボッコ、・ザシキボコ、・ザシキモッコ、・ザシキバッコ、・ザシキバッコ、・カラコワラシ、クラボッコ、・コメツキワラシ、・ノタバリコ、テフビラコ、・ホソデ、・ナガテ

 しかし、ザシキワラシは、決して、妖怪でもお化けでもありません。生きたり死んだりするわけではありません。そんな意味で、人ではないのです。人の害を加えることはないのです。ザシキワラシは裕福な旧家に住みついています。何と言いますか、何かの霊魂でもありません。摩訶不思議なとしか言いようのない生き物です。食べ物の好き嫌いがあると云うのですから生き物であることは確かなようです。

 明治37年頃、坪井正五郎と云う学者が、日本には、 コロポックル(「蕗の葉の下の人と云う意味だそうです)というアイヌ以前に住んでいた原日本人がいたと唱えたましたが、ザシキワラシとよく似た名前に「クラボッコ」と云うのがありますが、これなどもザシキワラシと何らかの関係があるのかもしれません。