花交瀑の落ちている池は「花交池」です。ここに閘(こう)を設けて、流れ落ちてきた水の量を調整して、あふれた水は旭川に流しています。
この池の側に「茶祖堂」があります。これは、元岡山藩家老伊木忠澄という人の下屋敷にあった茶室ですが、明治になってこの地に移されたものです。最初は「利休堂」と呼ばれていたのですが、戦災で焼失して、戦後再建され、吉備津出身の栄西禅師がこの堂に祭られるようになってから、「茶祖堂」と名が変わります。
その屋根は草葺で、屋根裏が天井で、誠に茶室としての雅致に富んでいます。時に、風騒(ふうそう)の客を迎えることありと、聞いています。
・世の塵を さけてけらしな 木の芳煎る
けふりをおのか 籬にはして
西川國臣
この池の側に「茶祖堂」があります。これは、元岡山藩家老伊木忠澄という人の下屋敷にあった茶室ですが、明治になってこの地に移されたものです。最初は「利休堂」と呼ばれていたのですが、戦災で焼失して、戦後再建され、吉備津出身の栄西禅師がこの堂に祭られるようになってから、「茶祖堂」と名が変わります。
その屋根は草葺で、屋根裏が天井で、誠に茶室としての雅致に富んでいます。時に、風騒(ふうそう)の客を迎えることありと、聞いています。
・世の塵を さけてけらしな 木の芳煎る
けふりをおのか 籬にはして
西川國臣