私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

宮内を歩く

2006-10-23 20:37:47 | Weblog


 宮内を自転車でぐるりぐるりと、暇に任せて訪ねて見ました。
 中山に、秋が少しずつ押し寄せてきています。はっきりとそれとは分らないのですが、なんとなく薄ぼんやりとしたあるかなしかの秋色が、いくつかの木々の中に見つけ出すことが出来出しました。
 これから11月の終わりごろまで、一日一日と、日々変化していく自然の色を、あたり一面に描き出してくれます。
 いよいよ里の秋を、本当に和楽しむ事が出来るようになりました。

 そんな色艶をゆっくりと楽しみながら、自転車を漕いで探索してみました。
 
 まずは吉備津神社から始めます。このお宮さんのことは吉備津神社専用のホームページがありますので、それをご覧ください。

 わたしは、そこにない隠れた宮内を探して見ることにしました。
 最初に。ちょっぴり古臭いと思われそうなことから始めます。と言うのも、宮内探訪も、古い本を参考にしなくてはならないと思い、色々な所から、参考書をお借りしました。

 その中の一つに、明治38年発行の「上代の吉備」(著者;沼た頼輔)と言う本を読んでみました。その本に、こんな難しい文がありましたので、まず、それからご紹介して、史蹟を巡ることにしました。

 “嗚呼、蔚蒼たる吉備の中山の麓、潺湲たる細谷川の邊、巍然たる社殿の松樹の間に隠見するを遥拝する毎に、悚然として、轉、敬礼の念を起さざるを得ず、聴けよ吉備国人爾等は名誉あるこの祖神の恩沢を忘れたるか、爾等が其の祖神に対して敬礼の意を致すは、これ謂はゆる報本反始の道にして、当然の義務ならずや。”

 と。
 ちょうっと仰々しすぎると思うのですが、皆さんのご意見は?