デジカメ ぶらり旅

カメラを片手に 美しい自然が与えてくれる絶景を求めて旅に出ようと思います。

「剱岳 点の記」のロードショーを見て

2009年06月22日 17時42分34秒 | 映画鑑賞
新田次郎原作の「剱岳 点の記」が一昨日6月20日(土)に全国で公開されました。
原作を何度も読み 待ちに待った映画でした。

死の山と言われ、弘法大師がわらじ3千足を使っても登れなかったという 前人未踏の山「剱岳」に、明治40年日本地図最後の空白地点を埋めるために命を賭けて挑んだ男たちの物語です。

これから「剱岳」登頂を目指す人は何を置いてもも駆けつけるべきです。

原作を読んでいて思ったことは、命を賭け剱岳の登頂のルートを探し、そして最後に大変な危険を冒して裸足で岩壁をよじ登り 登頂を果たした長治郎たちの苦労が、映画ではあまりくみ取れなかったことは非常に残念に思いました。
撮影の限界なのでしょうか?

もう一つは、すでに剱山頂には 古い時代に人が登った形跡があったということで、陸軍参謀本部の科長樋口大佐や本部トップである大久保陸軍少将らが、柴崎らの功績をこの映画での言葉のような低い評価をしていたとは思えません。

私が原作を読んで感じたのはこの2点ですが、それにもまして映像のすばらしさ、リアルさには大変感動しました。
何度でも見たい映画です。

詳しくは「剱岳 点の記」公式サイトをご覧ください。




「剱岳」映画のチラシより 



日本海の沈む夕日でしょうか