先日、訪問時に撮影したキハ82「おおぞら」編成です。岩見沢駅からバスで30分、徒歩10分でたどりついたのはここ「クロフォード公園」です。すでに廃線となった幌内線三笠駅跡を利用して作られている公園です。三笠市はかつて石炭採掘で賑わった場所で、石炭を運ぶために北海道で最初に鉄道が敷かれた「北海道鉄道発祥の地」です。「クロフォード」とは幌内線敷設を指導したアメリカ人鉄道技師の名前です。そこに私の乗り物(その中でも特に鉄道)好きの原点となったキハ82が5両編成という堂々とした姿で保存されています。写真だけ見るとまるで走行写真のようです。これまでキハ82は先頭車のみを小樽市総合博物館と青函連絡船八甲田丸内で見ましたが、ここではフル編成ではないものの、グリーン車食堂車を含む１編成すべてを見ることができました。さらに少し行った所に三笠鉄道記念館があり、貴重な車両がたくさん保存されているそうですが、今回は時間の関係もあり、この「おおぞら」編成のみをじっくり見学することにしました。最近、再塗装されたこともあり、とても美しい姿での展示となっていました。もしかすると私が家族全員で乗った車両が含まれているのかななどと想像しながら時間いっぱい「おおぞら」編成と過ごしました。
