かわいいコケ ブログ I'm loving moss!

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Red & White

2010-07-15 13:46:04 | コケをめぐる旅
箱根美術館のつづき。

苔庭の隅のほうにこんもりとした緑の一角を発見。






近寄ってみると・・・





それは、ホソバミズゴケの群生だった。


さらに近寄ってみると・・・



▲アブっぽい虫がとまっている。ひと休み中か、しばらく動かなかった。



ホソバミズゴケと親しむには、
まず触ってみることを強くオススメする。


ホソバミズゴケはじめとするミズゴケ科の仲間は、
からだの中に、穴の開いた袋状の細胞をたくさん持っていて、
大量の水を体内に貯めこむことができるのだ。


だからその柔らかなからだを強くつまむと、
ジュワッと水がしみ出てきて、
まるでスポンジのようなのだ。


私はこのことを屋久島に行ったときに
小原ガイドに教えていただき(ブログの左横にブックマークしているコケ友さんです)、
見つけるといつも、この「ジュワッ」が見たくて、
何本かをたばねてギュッとつまんでしまう。



分布は北海道から九州の森林。

しかし愛媛県や京都府では、
絶滅があやぶまれる野生動物リスト
「レッドデータ」にも載っていたりする。



私はまだ図鑑の中でしか観たことがないのだが、
ミズゴケ科の中にはコケにもかかわらず
赤紫色を帯びている種類もある。

しかし、このホソバミズゴケは、
どのコケ図鑑を見ても「淡緑色で、赤くならない」とある。


でも、、あれ?

こちらのホソバミズゴケ、
なんか部分的に赤っぽくないかしら?






さらに、白っぽいホソバミズゴケも発見。
これはものの本によると乾燥している証拠とのこと。
でもあまりにも白すぎるような・・・(突然変異ってことはないのかなぁ。。)。









▲こちらは、やたら下葉が長いホソバミズゴケ。仙人みたい。



ちなみに、私はこのミズゴケ類を見るといつも、
モリゾー&キッコロを思い出してしまうのである。


▲愛知万博でおなじみになったキャラクター。いまはNHK教育で活躍中。

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