かわいいコケ ブログ I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、情報発信中。
コケ、旅、山が好き。コケとコケにまつわる人やモノの記録です。

春のひそかな楽しみ

2010-02-24 13:38:38 | 近所のコケ
わが家は都内のマンションの3階にもかかわらず、
天気がよくて空気が澄んでいる日は
ベランダから必ず富士山が見える。


昨年末にこのマンションに
引っ越してきてからというもの、
毎朝、冨士山が出ているかを確認するのが日課だ。


しかしここ数日、天気もいいのになぜか富士山が見えない。


へんだなぁと思っていたら、
顔にあたる空気がずいぶんとぬるい。

そう、つまりこれは春の兆し。


今までの冨士の眺望は、冬の澄んだ空気が見せてくれた
〝季節限定のお楽しみ〟だったことにようやく気づく。




そんなわけで、ここ数日は天気がいいので、
毎日出かけるときにはカメラが必須。


近所のコケが成長しているのを見つけては、写真に収めている
(それについつい夢中になりすぎてブログが停滞気味でした・・・汗)。






▲冬は土だけだった場所に黄緑色の一帯が!





▲よく見るとコケ。葉と胞子体がつんつんしていて、子どもの坊主頭みたい。







▲鉢の一角に居候しているらしいコケ(左下)。
 風に運ばれてこの鉢にたどり着いたのだろうか?
 他の植物と一緒に冬を越えたご様子。






▲使われなくなって久しいと思われるプランターにもコケが・・・。




▲アップにすると青々としたコケがびっしりと。
 もう、おしくらまんじゅう状態。






せわしない日々の中でも、
ちょっと目をとめると道ばたのどこかに
必ずコケがある。


毎日同じ場所のコケを見るもよし、
新しいコケを探すもよし。
春は路傍の花を楽しむように、
コケの成長を見守るのがおもしろい。


ややもすると、ついつい香りのよい梅や
見た目の華やかなチューリップなどに目がいきがちであるが、
コケもこうして小さな体をフル稼働させて、
新しい季節の訪れを私たちに教えてくれているのだ。


それはまるで、いつもは無口で、
クラスでもあまり目立たないような子どもが、
「ねぇ、春だよ」って話しかけてくれているかのよう。

なんだか見ているだけで嬉しくなってしまう。



こんな楽しみ、コケ好きだけが知っているのはもったいないと思う。
ぜひみなさんにも道ばたのコケに目を向けてほしい。



▲土がなくてもへっちゃらなコケ。
 冬に比べて緑色が濃くなり、こんもり具合もアップ。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きなころ)
2010-02-24 21:50:50
春だね あったかくてきもちいいね
もりあげったコケ いきおいあって元気やね

このブログをよんでから たまにコケをみるようになったよ
まあ わたしのなかでは
コケ=ぴーさんげんきかな になるんだけど 笑

きょう本屋で「苔とあるく」って本をみつけたよ
ぴーさんの目指すとこはここやろかと立ち読みしておったのよ

いつか一緒に本をつくれたら楽しいやろね コケでね
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きなころさま (バード(ブログ主))
2010-02-25 12:47:14
こんにちは。

今日もいい天気で
絶好のおさんぽ日和やね。

たまにコケを見てくださるとのこと、
私にとってはとても嬉しいかぎり。

これからも私を思い出しながら(!?)、
コケの成長を見守ってやってくださいな。


『苔と歩く』は私も大好き。

コケ好きが高じて去年、
著者の田中さんが営まれている
古本屋さんへ伺ったんだけど、
本当にとても親切にしていただいて。

コケがきっかけで
人とのご縁が繋がり、
とてもうれしいことでした。


コケは奥が深くて、魅力がいっぱいです。
大人も子どもにももっと知ってほしい。
ほんま、いつか一緒にかたちにできたらいいね。





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