▲コケ踏みつけまくりの愛犬。 「ん?なにか問題でも?」
前回の続き。
大寒(今年は1月20日)を過ぎた
1月末の週末に伊豆高原へ。
ここには第二の我が家があり、
たびたび訪れているため、
毎回欠かさずチェックする〝コケルート〟がある。
四季を通して同じ場所のコケを観察できるため、
私にとってこの別荘地界隈はお楽しみの散歩コースだ。
また歩くたびに、
こんなところにこんなコケが!?という
発見もあっておもしろい。
▲なんのへんてつもない排水路。でも…ちょっとまてよ?
▲あ!いつのまにくぼみにギンゴケが!
「すっぽりはまって気持ちいいのよ~」(ギンゴケ談)
コケの春は他の植物に比べてひとあし早い。
よーく近づいて見てみると、小さな若い芽を出していたり、
すでに胞子を飛ばす準備をしているものもちらほら。
▲岩の上で若い芽を出すフデゴケ。
▲新緑のような若々しい緑の芽を出すコケ
▲スナゴケ。先端の袋に胞子がたくさんつまっている。
▲こちらも胞子を飛ばす準備中。針山みたいでかわいい。
▲フキノトウもコケに負けじと芽を出していた。
▲オオイヌノフグリ。こちらは目覚めたばかりで、あくびをしているよう。
▲見上げれば梅。
伊豆高原は地面を見ても空を見ても、
そこかしこに新しい季節の訪れを知らせてくれる
春の使者たちでいっぱい。
寒さも忘れるしあわせなひと時だった。
▲木の根元に生えていたコメバキヌゴケ(おそらく)。やがて先がもっと膨らんでくる。