かわいいコケ ブログ I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、情報発信中。
コケ、旅、山が好き。コケとコケにまつわる人やモノの記録です。

コケの春がやってきた。

2010-02-08 11:05:23 | 近所のコケ

▲コケ踏みつけまくりの愛犬。 「ん?なにか問題でも?」




前回の続き。

大寒(今年は1月20日)を過ぎた
1月末の週末に伊豆高原へ。


ここには第二の我が家があり、
たびたび訪れているため、
毎回欠かさずチェックする〝コケルート〟がある。


四季を通して同じ場所のコケを観察できるため、
私にとってこの別荘地界隈はお楽しみの散歩コースだ。



また歩くたびに、
こんなところにこんなコケが!?という
発見もあっておもしろい。




▲なんのへんてつもない排水路。でも…ちょっとまてよ?





▲あ!いつのまにくぼみにギンゴケが!
 「すっぽりはまって気持ちいいのよ~」(ギンゴケ談)




コケの春は他の植物に比べてひとあし早い。
よーく近づいて見てみると、小さな若い芽を出していたり、
すでに胞子を飛ばす準備をしているものもちらほら。




▲岩の上で若い芽を出すフデゴケ。





▲新緑のような若々しい緑の芽を出すコケ





▲スナゴケ。先端の袋に胞子がたくさんつまっている。





▲こちらも胞子を飛ばす準備中。針山みたいでかわいい。






▲フキノトウもコケに負けじと芽を出していた。




▲オオイヌノフグリ。こちらは目覚めたばかりで、あくびをしているよう。





▲見上げれば梅。




伊豆高原は地面を見ても空を見ても、
そこかしこに新しい季節の訪れを知らせてくれる
春の使者たちでいっぱい。


寒さも忘れるしあわせなひと時だった。




▲木の根元に生えていたコメバキヌゴケ(おそらく)。やがて先がもっと膨らんでくる。