かわいいコケ ブログ I'm loving moss!

コケの魅力を広く知ってもらいたくて、情報発信中。
コケ、旅、山が好き。コケとコケにまつわる人やモノの記録です。

【お知らせ】コケ好きのためのカレンダー「苔暦2018」ができました。  ※完売しました!

2017-11-19 11:40:05 | 文系女子のコケ目線
※2017.12.11追記:おかげさまでコケカレンダー「苔暦2018」は完売となりました。ありがとうございました。

         
          ▲今年も作りました。コケ好きのためのカレンダー「苔暦2018」。透かし紙の帯紙付き


よいよ霜月も後半戦。

昨日、近所の文房具店に入るとクリスマスカードと年賀状が並んでいるのを目にし、
いよいよそんな季節かとちょっとドキッとしました。

このブログを読んでくださっている皆さんもきっと、
年末年始に向けて少しずつ準備をされ始めているのではないでしょうか。

さて、そんなお忙しい中を分け入るようで恐縮ですが、
今年もコケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」を作りました。

なんだかんだで今回で5回目のコケカレンダー。

去年あたりからはこちらが宣伝する前に「今年もコケカレンダー作ってる?」という質問を複数いただくようになり、
待ってくれている人がいるのって本当に励みになるなぁとしみじみしながら、今回も力を入れて制作しました。

このブログを見てくださっている方の中でも、ご興味のある方がいらっしゃったらお分けいたします。  
 ※なくなり次第、終了します。


 「苔暦2018」  <壁かけ用、1部:1400円+送料 ※送料についての詳細は下記をご参照>

今年の12か月はこちら!

   

    

   

    

    

    



 
 ▲仕様:210×148㎜(A5サイズ)/全4色カラー。祝祭日・振替休日の記載あり。吊り下げ用紐付き。
   ジェントルホワイトフェイス121.5K使用で、ややざらっとした手触りでマットな質感です


ここ数年、テーマを決めて制作していますが、2018年版のテーマはすばり「Unique is beautiful!」

うずくまって、ルーペでコケをのぞいてみたことがある人なら誰もが感じる、コケの個性的な形や、きらめくような美しさへの驚き、
さらに図鑑をめくればそのユニークな生き様を知って「こんなつつましい存在に、こんな巧みな処世術が!」とさらに感動する、あの感じ。

コケの形状のユニークさや生き様の面白さに、そのつど心震わせながら写真を撮っている一コケ好きの喜びが、
カレンダーを飾ってくれる方に少しでもおすそ分けできるような種類や写真をチョイスしてみました。



▲掲載種については和名・学名、そしてをその特徴や見どころをキャプションにまとめ、
 さらに特徴的な胞子体を持つものや小さな種類についてはアップの写真を掲載




▲カレンダー上面に穴があいています。壁掛けカレンダーとしてどうぞ。



カレンダー代に加え、下記の通り別途送料がかかります。
それぞれ最安値の配送方法を選んでいますが、
ご希望の配送方法(宅急便など)がある場合はご注文の際にご相談ください。


【ご注文冊数による送料の違い】 ※カレンダーは1400円/冊です。

■1冊:送料140円(普通郵便)

■2~4冊:180円(スマートレター)

■5冊以上:送料無料 ←(一度にそんなにご購入くださるのは大変ありがたいので!)
 

購入希望の方は当ブログ左側のバーにある「プロフィール」の下、「メッセージを送る」にご連絡ください。
その際、下記の必要記入事項をご記載ください。

 ※iphone からこのブログを読まれている方だと「メッセージを送る」の欄が表示されないようです。
  ご注文は、bird0707◆mail.goo.ne.jp (◆を@に変えてください)のメールアドレスに送ってくださいませ。


こちらからご注文の確認とお振込先についてのお返事を差し上げます。


----メッセージへの必要記入事項-------------------


1.お客さま情報
  
・お名前:
・カレンダーの送付先:〒
・電話番号:
・メールアドレス:
  
2.必要部数   部  送料     円  ★合計金額  円

------------------------------------------------

●金額
 1部=1400円 (送料:1冊140円。2~4冊は180円、5冊以上は無料)
 
●代金 
 ご注文メールをいただいた方、各々に振込先をお知らせします。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします(入金確認後の送付となります)。

●発送方法
 PP袋で個包装の上、「普通郵便」または「ゆうメール」で発送します。 

●ご注文期間:11月19日~1月いっぱい頃まで。
 ※勝手ながら12/14~12/24は自宅を不在にするため対応できません。お急ぎの方は12月初旬までにご注文・お振込みいただけると助かります。

 ※品切れ次第終了いたします。

 ※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはにこちらから確認メールを差し上げます。
  3日以上たっても確認メールが届かない場合には、御手数ですがご一報ください。
 ※Amazonや巷の通販のような敏速な対応はできませんが、できるだけ早めに対応・発送させていただきます。

ではでは、皆さまのお申込みをお待ちしております!



▲ご自分用としてはもちろん、コケが気になるあの人へのクリスマスプレゼントにもおすすめですヨ!


---------------

●おまけ

先にブログでお知らせした京都府立植物園での「苔・こけ・コケ展」、今年も盛会に終えることができました。
例年通り3000人を超える来場者があったとのこと。とくに最終日はすごい人出でした
コケ柄入り吉備団子、コケTシャツもおかげさまで多くの方にお手に取っていただくことができました。ありがとうございました。


 

 

 

 

【お知らせ:10/8(日)まで】 久々の「コケ好きによるコケ好きのためのコケTシャツ」購入希望者募集!

2017-09-28 01:53:50 | 文系女子のコケ目線
※Tシャツのお申込みは、お申込み期限を過ぎましたので締め切らせていただきました。たくさんのご注文をありがとうございました。(2017.10.9追記)


▲あの「コケT」がラインアップ豊富にかえってきました!


コケ好きによるコケ好きのためのコケTシャツをお届けするMOSS-T PROJECTより久々のお知らせです。
このたび期間限定で、コケ画-TシャツとMOSS-Tシャツの復刻版を受注販売いたします!


  ※MOSS-T PROJECTとは
   九州のコケ友・Mさんと私で2012年に結成。コケのTシャツが巷にないことから、
   自分たちで着たいTシャツを作ろうと意気投合したのが結成のきっかけ。(詳しくは過去の投稿をご参照→

   完全にコケ好き2人の趣味企画だったにもかかわらず、ブログで購入希望者を募ったところ
   予想以上の注文をいただいたことから、以来、不定期で受注販売をしています。



なにせコケ好き二人の趣味企画なもので、ここ数年は毎年11月に京都で開催の「苔・こけ・コケ展」の会場のみで販売していたのですが、
京都まで足を運べない遠方の方や、最近このブログを読まれるようになった方などから、
「あのTシャツって次はいつブログで販売するんですか?」という質問をたびたびいただいておりまして…。

なんだかんだと二人とも忙しくてなかなかご希望に添えなかったのですが、
ようやく重い腰を上げ(?!)、期間限定でブログからの受注販売を再開いたします。
申込み期間は本日9月27日(水)~10月5日(日)までです。 
  ↑(と書いておきながらブログのアップに手間取ってしまい、日付変わって28日(木)~です。すみません~!!)

これからちょっと長いですが、初めてこのTシャツのことを知る方のためにも、
まずはTシャツの種類とその特徴についてご案内します(申込み方法は末尾に記してあります)。

ご興味のある方は下記をご一読ください。


その1 : コケ画-T(version.2013復刻版) 
 (色:ホワイトまたは杢グレー・半袖・バックプリントあり・価格:80~130㎝サイズ 2,300円/140㎝~Lサイズ2,800円+送料)



▲左:杢グレー/100㎝サイズ、右:ホワイト/Sサイズ 
 

1.生地色は「ホワイト」と「杢グレー」の2色

2013年当時と同じく2色展開ですが、今回は「ヘザーグレー」(2013年版で使用)を「杢(もく)グレー」にプチリニューアル。
杢(もく)グレーは別名「霜降り」と呼ばれ、濃淡の2色で織り交ぜた杢糸を使用。
これまでのヘザーグレーよりも柔らかい雰囲気の生地色となります。


2.表面プリントは蘚苔類の代表選手、スギゴケ、ゼニゴケ、ツノゴケを紹介

   

画を描いてくださったのはイラストレーターのクラミサヨさん。
「コケって何?」の質問に答える時もこの画を使えば話が早い!


3.バックプリントに「Just Looking For the MOSSES!」



コケ観察の最中、通りがかりの人に怪しまれないように、背中で「コケ好き」であることが語れます。
これでコケ観察を中断することなく『ただいまコケ観察中!』ということをアピールできます。


4.幅広いサイズ展開が実現!

今年は初の試みとして、新たにベビー&キッズサイズをラインアップに加えました。
コケがお好きな小学生・中学生の皆さんのフィールド用に、
コケ好き予備軍(?!)の小さなお子様の普段着にもオススメです。

実際に2歳児が100㎝を着用するとこんな感じ。



▲子供着用例:杢グレーの100㎝を着用。モデルは2歳8か月男児。
 身長90㎝強(月齢のほぼ平均的な身長。ただし、お腹はちょっと出っ張りめ)




▲「おやおや、小さな子がそんなところで何をしているの?」と通行人が心配に思った場合にも・・・



▲ベビー&キッズサイズにも「Just Looking for the Mosses!」のバックプリントがあるのでご安心ください



▲大人とおそろいで着ると、さらにコケ観察が盛り上がることまちがいなし!


大人サイズもこれまで通り、男女兼用のS-Lサイズと、
男女兼用サイズより襟ぐりが広めで全体的にややスマートな形の
レディースサイズ(W-M、W-L)を揃えています。

ちなみに私の場合(女性・身長164センチ・中肉)、男女兼用サイズなら「S」、
レディースサイズなら「W-L」を着ています。
また「SサイズやW-Lはちょっと大きいかも…」という小柄・細身な女性には、
「W-M」やキッズサイズの150㎝・160㎝などがおすすめです。



▲大人の着用例:男女兼用Sサイズを着用。男性でも細身で肩幅がそれほど広くない方はSサイズでもよいと思います

  

その2 : MOSS-T 
(色:ホワイトのみ・半袖・価格:80~130㎝サイズ 2,300円/140㎝~Lサイズ2,800円+送料)




MOSS-T PROJECTが始動した2012年から定番品として販売しているTシャツです。
ご覧の通りかわいめのイラストなのでてっきり女子人気が高いかと思いきや、わりと大人の男性にも人気。
先のコケ画-Tに比べてよりカジュアル着として使いやすい一枚です。



▲絵は僭越ながら藤井が担当。20種のコケが協力して「MOSS」の文字を作り上げています。ぜひ何ゴケか当ててみてくださいね



▲カラーはホワイトのみ。サイズ展開はコケ画-Tと同じ。ベビー&キッズサイズもあります(写真は100㎝)



▲先ほどと同じモデルが100㎝を着用。MOSS-Tにはバックプリントはありません


なお、2017年11月10~12日に京都府立植物園で開催の「苔・こけ・コケ展」の会場では
大人向けのS~Lサイズ・レディースサイズは各サイズ何枚かずつを販売します。
すでに本企画展に行かれることをご予定されている方は、現地で送料なしのTシャツ代のみ(2,800円)の価格でご購入できます。
とはいえ、行かれたタイミングによってはすでにご希望の色・サイズが売り切れという可能性もあります。
物販ブースでは、私たちではなく専門の販売員さんが立たれるため、個人向けに取り置きもできません。

確実にTシャツを購入したいという方は送料はかかってしまいますが、このブログからのご注文をおすすめいたします。
また、ベビー&キッズサイズ(80~160㎝)は完全ブログのみでの受注販売となり、「苔・こけ・コケ展」での販売はないことをご了承ください。



◆ご注文方法◆

さて、長~くなってしまいましたが、最後に「ご注文方法」についてです。

サイズなどの詳細は、下記のフライヤーをご参照ください。
ご注文は1~3を入力の上、タイトルを「コケTシャツ注文:○○○(注文者のお名前)○○○ 」として、
 mosstproject◇yahoo.co.jp (メール時に「◇」を「@」に変えてください)
までメールをお願いします。
   
 ※当ブログ左欄にある「メッセージを送る」とはアドレスが異なるので、ご注意ください。
  

-------------------------下記をコピー&ペーストしてメール時にお使いください--------------------------

1.お客さま情報
  
お名前:
Tシャツの送付先:〒
電話番号:
メールアドレス:

  
2.注文内容(必要ない個所は削除して下さい)
  
Tシャツタイプ:コケ画-T/MOSS-T
色:コケ画-T(ホワイト or 杢グレー)/MOSS-T(ホワイトのみ)
サイズ:コケ画-T(80・90・100・110・120・130・140・150・160・W-M・W-L・S・M・L)
    MOSS-T(80・90・100・110・120・130・140・150・160・W-M・W-L・S・M・L)
枚数:コケ画-T( 枚)/MOSS-T( 枚)


3.合計枚数  枚



-------------------------コピー&ペーストここまで-----------------------------------


<記入例> ※複数のタイプを注文される場合には、以下のように別々で記載をお願いします。

Tシャツタイプ:コケ画-T
色:コケ画-T(ホワイト、杢グレー)
サイズ:コケ画-T(いずれもS)
枚数:コケ画-T(2枚)

Tシャツタイプ:MOSS-T
色:MOSS-T(ホワイトのみ)
サイズ:MOSS-T(100)
枚数:MOSS-T(1枚)

合計枚数 3枚


↓↓↓フライヤーです↓↓↓    ※もっと大きな文字で読みたい方はこちらへ(別ウィンドウが開きます)→ 




<補足>
※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはこちらから確認メールを差し上げます。
 3日以上たっても確認メールが届かない場合には、お手数ですがご一報ください。

※スマートフォンやパソコンの個々の設定によって、こちらからの返信が「迷惑メール」としてはじかれる場合があります。
 連絡を取る最終手段として、必ず電話番号のご記入をよろしくお願いします。

※フライヤーに記載されていない指定外のサイズがご希望の場合は、お問い合わせください。



●代金について 
 ご注文メールをいただいた方各々に振込先をお知らせします。
 こちらからの請求代金はTシャツ代と送料の合計となります。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします。
 (入金確認後の発送となります。)

●ご注文期間と納品時期について
 10月8日(日)までにご注文いただき、 11月中旬発送。
  ※Tシャツ工場の都合により大幅に納期が遅れる場合はお知らせします。

●発送方法について
 1枚の場合は日本郵便の「レターパックライト」で発送します(送料360円)。
 2枚以上の場合は「レターパックプラス」で発送します(送料510円)。
 ※レターパックプラスに入りきらない枚数をご注文の場合は個々に対応させていただきます。


今回は申込み期間が10日間ほどと短めで申し訳ありませんが、
多くの方のご注文をお待ちしています。m(__)m



▲コケ観察中?!  でもルーペの使い方がちょっと違うと思うぞ!


コケ画-T、MOSS-Tの2017年受注販売用フライヤー&ご注文方法

2017-09-28 01:53:00 | 文系女子のコケ目線



◆ご注文方法◆

ご注文は1~3を入力の上、タイトルを「コケTシャツ注文:○○○(注文者のお名前)○○○ 」として、
 mosstproject◇yahoo.co.jp (メール時に「◇」を「@」に変えてください)
までメールをお願いします。
   
 ※当ブログ左欄にある「メッセージを送る」とはアドレスが異なるので、ご注意ください。
  

-------------------------下記をコピー&ペーストしてメール時にお使いください--------------------------

1.お客さま情報
  
お名前:
Tシャツの送付先:〒
電話番号:
メールアドレス:

  
2.注文内容(必要ない個所は削除して下さい)
  
Tシャツタイプ:コケ画-T/MOSS-T
色:コケ画-T(ホワイト or 杢グレー)/MOSS-T(ホワイトのみ)
サイズ:コケ画-T(80・90・100・110・120・130・140・150・160・W-M・W-L・S・M・L)
    MOSS-T(80・90・100・110・120・130・140・150・160・W-M・W-L・S・M・L)
枚数:コケ画-T( 枚)/MOSS-T( 枚)


3.合計枚数  枚



-------------------------コピー&ペーストここまで-----------------------------------


<記入例> ※複数のタイプを注文される場合には、以下のように別々で記載をお願いします。

Tシャツタイプ:コケ画-T
色:コケ画-T(ホワイト、杢グレー)
サイズ:コケ画-T(いずれもS)
枚数:コケ画-T(2枚)

Tシャツタイプ:MOSS-T
色:MOSS-T(ホワイトのみ)
サイズ:MOSS-T(100)
枚数:MOSS-T(1枚)

合計枚数 3枚

-----------------

<補足>
※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはこちらから確認メールを差し上げます。
 3日以上たっても確認メールが届かない場合には、お手数ですがご一報ください。

※スマートフォンやパソコンの個々の設定によって、こちらからの返信が「迷惑メール」としてはじかれる場合があります。
 連絡を取る最終手段として、必ず電話番号のご記入をよろしくお願いします。

※フライヤーに記載されていない指定外のサイズがご希望の場合は、お問い合わせください。


●代金について 
 ご注文メールをいただいた方各々に振込先をお知らせします。
 こちらからの請求代金はTシャツ代と送料の合計となります。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします。
 (入金確認後の発送となります。)

●ご注文期間と納品時期について
 2017年10月8日(日)までにご注文いただき、 11月中旬発送。
  ※Tシャツ工場の都合により大幅に納期が遅れる場合はお知らせします。

●発送方法について
 1枚の場合は日本郵便の「レターパックライト」で発送します(送料360円)。
 2枚以上の場合は「レターパックプラス」で発送します(送料510円)。
 ※レターパックプラスに入りきらない枚数をご注文の場合は個々に対応させていただきます。

【お知らせ】コケ好きのためのカレンダー「苔暦2017」ができました。  ※12/23おかげさまで完売しました!

2016-11-27 16:12:20 | 文系女子のコケ目線
※下記のカレンダーですが、おかげさまで完売しました。(追記2016.12.23)


    
     ▲今年も作りました。コケ好きのためのカレンダー「苔暦2017」


関西の紅葉ももうあと少しで見ごろを終えるというところで、
近所の山を眺めるのが毎日の小さな楽しみとなっている今日この頃。

でも葉が散ってはっと我にかえれば、
どっと押し寄せるであろう師走感に今からヒヤヒヤもしている。

このブログを読んでくださっている皆さんもきっと、
年末年始に向けて少しずつ準備をされ始めている頃でしょう。

そんなお忙しいなかに分け入るようで恐縮ですが、
来年に向けて、今年もコケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」を作りました。

このブログを見てくださっている方の中で、もしご興味のある方がいらっしゃったらお分けいたします。  
 ※なくなり次第、終了します。


  「苔暦2017」  <壁かけ用、1部:1400円+送料 ※送料についての詳細は下記をご参照>

今年の12か月はこちら!


    

    

    

    

    

    



 
 ▲仕様:210×148㎜(A5サイズ)/全4色カラー。祝祭日の記載あり。吊り下げ用紐付き。
   ジェントルホワイトフェイス121.5K使用で、ややざらっとした手触りでマットな質感です


2016年版に続き、今年もせっかくなのでテーマを決めて写真を選んでみました。
2017年版のテーマはすばり、「明日のコケ (The moss of tomorrow)」

「明日のコケ」とは、つまり次の世代へと命を繋いでいくコケの胞子や無性芽のこと。
さらに大きなくくりで明日のコケを作り出すコケの生殖器官も含めて写真をチョイスしました。



▲観察中に気づいたことや、調べてみて改めて知ったことなどは、イラストやキャプションにまとめました



▲2016年版が好評だったので今年も透かし紙の帯紙付き



▲カレンダー上面に穴があいています。壁掛けカレンダーとしてどうぞ。


カレンダー代に加え、下記の通り別途送料がかかります。
それぞれ最安値の配送方法を選んでいますが、
ご希望の配送方法(宅急便など)がある場合はご注文の際にご相談ください。


【ご注文冊数による送料の違い】 ※カレンダーは1400円/冊です。

■1冊:送料140円(普通郵便)

■2~4冊:180円(スマートレター)

■5冊以上:送料無料 ←(一度にそんなにご購入くださるのは大変ありがたいので!)
 

購入希望の方は当ブログ左側のバーにある「プロフィール」の下、「メッセージを送る」にご連絡ください。
その際、下記の必要記入事項をご記載ください。

 ※iphone からこのブログを読まれている方だと「メッセージを送る」の欄が表示されないようです。
  ご注文は、bird0707◆mail.goo.ne.jp (◆を@に変えてください)のメールアドレスに送ってくださいませ。


こちらからご注文の確認とお振込先についてのお返事を差し上げます。


----メッセージへの必要記入事項-------------------


1.お客さま情報
  
・お名前:
・カレンダーの送付先:〒
・電話番号:
・メールアドレス:
  
2.必要部数   部  送料     円  ★合計金額  円

------------------------------------------------

●金額
 1部=1400円 (送料:1冊140円。2~4冊は180円、5冊以上は無料)
 
●代金 
 ご注文メールをいただいた方、各々に振込先をお知らせします。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします(入金確認後の送付となります)。

●発送方法
 PP袋で個包装の上、「普通郵便」または「ゆうメール」で発送します。 

●ご注文期間:11月27日~1月いっぱい頃まで。

 ※品切れ次第終了いたします。

 ※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはにこちらから確認メールを差し上げます。
  3日以上たっても確認メールが届かない場合には、御手数ですがご一報ください。
 ※Amazonや巷の通販のような敏速な対応はできませんが、できるだけ早めに対応・発送させていただきます。



▲ちなみに今年は屋久島でゲットした屋久島オリジナルコケマスキングテープで封をしますよ(マスキングテープがある限り)。
 どんなコケが描かれているか、ぜひじっくり見てみてください


ではでは、皆さまのお申込みをお待ちしております。



▲ご自分用としてはもちろん、コケが気になるあの人へのクリスマスプレゼントにもオススメです。
 ちなみにカレンダーの横にあるのはスウェーデン製スギゴケの暖炉用箒。暖炉がないわが家では冬用のオブジェになっています


べたべたマルダイゴケの・・・?!

2016-02-24 10:00:36 | 文系女子のコケ目線
いやはやブログの更新をしないまま、今月もとっくに後半戦に突入。
じつは今月はじめから、

インフルエンザ
  ↓
ウイルス性胃腸炎
  ↓
治った数日後にウイルス性胃腸炎再発

と、流行り病にめった打ちにされて、
ブログの更新どころではなかったわけでありまして。
皆さまはご無事でお過ごしでしょうか。

さて、こちらに無造作に積まれた2冊の図鑑。




おや?なにか挟まっている?







あ!何かに誘われるようにハエが本の中に入りたがっている。なぜでしょう? 

ページをめくってみると・・・





マルダイゴケだ!
そうか、このコケの臭いに誘われていたのね。

さてさて、こちらはどうでしょう?





絵柄はやはりマルダイゴケ。








ページを開くと、やっぱりそこにはマルダイゴケ!
あぁ、伊沢正名さんの写真は何度見てもため息が出るほど美しい。

じつはこれ、コケ友のMさんより
「ちょっと遅くなったけどバレンタインにどうぞ」
と、いただいたギフト。

その名もずばり『べたべたマルダイゴケ付箋』という。





制作者はコケ研究者の片桐知之さん(マルダイゴケは蘚類だがご本人はもともと苔類がご専門)。
アイデアはもちろんのこと、この味わい深い絵も片桐さんが描かれたという。

マルダイゴケは、通称「糞ゴケ」と呼ばれ、
その名の通り動物の糞や死骸の上にのみ生えるという
コケの中でもとっても珍しい特徴を持つ高山性のコケ。
さらに胞子はハエによって運ばれるというのも大きな特徴だ。

残念ながら私はこのコケにまだ図鑑と標本でしかお目にかかったことがないのだが、
図鑑を見ているだけでもコケとは思えぬ色合いの妖艶な容姿の胞子体に、
すでに心中はマルダイゴケにたかるハエのごとし…。

一生のうちいつかは肉眼で胞子体付きの新鮮な群落を
拝んでみたいというのがひそかな夢である。


さて、そんなマルダイゴケでなぜ付箋なの?

その答えはパッケージの裏にあった!



▲付箋と一緒にマルダイゴケの解説がつけられている


その内容を要約するに、

コケの胞子は通常、風にのって遠くに運ばれるが、
マルダイゴケの胞子はハエが好む特有の臭いを発してハエを呼び寄せ、
そして自らを新しい糞(住居)に運んでもらうために、
ベタベタと、ハエの身体にくっつきやすいようにできている。


なるほど、「ベタベタ、くっつく」から付箋なのね! 
こりゃ1本取られましたっ。

後日、ブログに掲載許可をいただくべくMさんを通じて片桐さんに連絡を取ったところ、
氏いわく、

「コケの種類に関わる仕事をしていますので
 一種一種の個性が出るようなグッズを作ろうと思って制作しました」

とのこと。

いやー、とても真面目に答えていらっしゃいますけど、
コケを愛し、また楽しんでないと、こういう柔軟な発想はなかなか出てこないのではないだろうか。
片桐さんの遊び心に万歳!

なお、このマルダイゴケ付箋は現在、
服部植物研究所(宮崎県日南市)にて販売中とのこと。

服部植物研究所はもともとはコケ研究者のための施設だが、
何年か前から一般向けにも公開され、開館時間内なら誰でも無料で見学ができる。



コケにまつわる貴重な資料や、複数のコケグッズが販売されていることから、
自分の周りのコケ好きのあいだでは、服部植物研究所は「生きているうちに一度は訪れたい憧れの場所」。
最近、ブログも開設され、私なんぞはなかなか現地に行けないぶん、
時々そこをのぞかせてもらっては、コケや、コケを研究中の子供たちの姿に癒されている。



▲レトロな雰囲気の建物は建築マニアにもたまらないことうけあいだ



さてさて、話は戻るがMさんへのホワイトデーのお返し、なにがいいかな。
『べたべたマルダイゴケ付箋』のようなサプライズプレゼントはなかなかレベルが高いぞ。

時間はまだある。ここはじっくり考えよう。
チョコレートをもらった男子の気分が少しわかったような気がしたのでありました。


Happy New Year 2016 !

2016-01-10 06:47:37 | 文系女子のコケ目線


大変遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

こちらをのぞいてくださるコケ好き・コケに興味のある皆さま、
今年も気まぐれ更新となること間違いなしのこのブログですが、
引き続きこちらでコケの魅力や楽しみを皆様と分かち合えたらと思っております。
どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします。


さて、新年最初のブログを書くに当たり、
年が明けてまだ気持ちも引き締まっているうちに
さっそく今年の所信表明などいたしたく!

    ※ごく個人的に記録として書き留めているものなので、時間のない方はどうぞ読み飛ばしてくださいマセ m(__)m

1.「今、目の前のこと」に全力投球
2.ご縁を大切に
3.語学力向上


具体的には、1については昨年に続き、家庭のこと、さらに今年は本職である本作りに注力して、
目の前にあること一つ一つに全力を出して日々を積み重ねていきたいと考えている。

2については、必要とされている場所、また自分が行きたい場所にはできる限り出向き、フットワークを軽く!

そして3については、日本語の文章力についてはもちろんのことながら、
学生時に楽しく英語を勉強していたことを思い出し、ちょっとでも英語力がアップすればなと。

というのも、なんと、このブログでさんざん宣伝しているコケカレンダー「苔暦2016」(おかげさまで在庫僅少!)に、
どういうルートでこのブログを探し当てられたのか、年末にアメリカ在住のコケ好きの女性から「1部欲しい」との注文がきたのだ!!

アメリカ人なのでもちろんメールは英語、こちらも辞書を引き引きつたない英語で返事を書いたのだが、
この年末年始は、何通かの短いメールのやり取りをするだけで大変苦戦した。

また、さらにさかのぼってクリスマスには「IGNITION」の掲載記事を読んでくださった方なのか、
カナダ人の女性から「私はコケ好きの日本人に興味がある!」とのメールが届くなど、と
にかくここ1か月、外国人からのメールで自分の語学力の足りなさを改めて思い知らされたわけである。

いやはや・・・インターネット社会、おそるべし!

そんなわけで、今回のブログのタイトルもさっそく英語にするなど、
海外からこのページをのぞいてくださるモノ好きさん(というか「コケ好きさん」か…)を
ちょっとばかし意識しつつ(笑)、英会話教室に通おうかと現在、本気で思案中である。

もう何年も前から、日本でコケを眺めてウハウハしている私やコケ友さんたちのように、
海外で同じくコケにウハウハしている人たちとコケの魅力や楽しさを分かち合えたら
さぞ楽しいだろうなぁと夢見ていたので、これはちょうどよい好機なのかもしれない。

そんなわけで今年の目標諸々、明文化もいたしましたので、精いっぱい邁進いたします。


さて、冒頭の写真は今年届いた「苔年賀」の数々である。

「苔年賀」とは読んで字のごとく、年賀状にどこかしらコケ仕様な工夫がされているもので、
コケ好き同士の大切な新年のコミュニケーションツールとなっている。

まったくコケ好きというのは、とてもマメな人、ユーモアのある人が多く、
世間では年々、年賀状の簡素化、出す人の減少化が進んでいるというのに、
コケ好きたちはそれに逆行するかのように、どの方の年賀状も大変な力の入れようである。

コケ友さんと苔年賀を交わすようになって早4、5年、
毎年届く苔年賀は、いまや欠かせない新年の大きな楽しみの一つである。

楽しみを受け取ってばかりじゃよくないと、
こちらも毎年、苔年賀をせっせと書いては出しているのだが、
皆さまのその魂のこもりように、あえなく連敗続き。

しかも、コケ好き以外の人にこのようなコケ色全開の年賀状を出すと、
けっこうな高確率で受け取ったほうは「はぁ!?」となるので、
苔年賀はコケ友に限り、それ以外の友人知人・仕事関係には
別刷りでフツーの年賀状も作って送らねばならない。

そんなわけで、ただでさえ忙しない年の瀬に、苔年賀を作るのはなかなかの手間なわけであるが、
それでも毎年コケ友さんたちの力作の苔年賀欲しさ、そして万が一こちらがフツーの年賀状にしてしまうと、
フツーの年賀状で返されてしまうのではないか!?という強迫観念(?!)から、
結局、年末が近づいてくると知らず知らずのうちに「今年は何ゴケを載せようか、どんなデザインにしようか」
ということで頭がいっぱいになったりしているのである。習慣とはおそるべきものである。

ちなみに余談だが、一方で、コケの研究者の方からいただく年賀状は、
コケとまったく関係ないものが多いのは面白いところだ。


さて、毎年心をわしづかみにされる苔年賀なのだが、その中でも今年、
とくにグッときた年賀状をご本人から許可を得たので、詳しく紹介したい。

それは関東在住のUさんから届いた苔年賀。





どうですか、このかわいさ!

手作りのコケはんこが押された年賀状。
見た瞬間、嬉しくて飛び上ってしまった。


ちなみにコケ好きさんなら、一つ一つのコケが何ゴケなのか気になるところでしょう!

ぜひ、何ゴケかちょっとイメージしてみてください。

いいですか?

答え合わせは下記にちょっと薄めのグレーの文字で載せておきますね。


(左上から時計回りに計12個)
・タマゴケ
・オオカサゴケ
・コツボゴケ
・ホウオウゴケの仲間
・イチョウウキゴケ
・ゼニゴケ
・カヅノゴケ
・クサリゴケの仲間
・ジンガサゴケ
・コツボゴケ
・サヤゴケ
・ナガバチヂレゴケ


いかがだったでしょうか?


ちなみに、コケはんこといえば昨秋の京都府立植物園で開催された「苔・こけ・コケ展2015」でも
オカモス関西のMさんが考案した「コケはんこ」のブースが老若男女問わず大人気だった。
子どもはもちろん、大人もハマるコケはんこ、これからなにげにブームの予感!?



▲10種類以上のコケのはんことさまざまな緑色のインクが用意されたブース。白紙に好きにはんこを押して無料で持ち帰ることができた



▲何ゴケか種類を当てるのも楽しいが、どんなインクで、どこにどのハンコを押そうか考えるだけでも単純に楽しい



▲会場で限定販売されていたコケ写真ポストカード(12枚入り)のケースも、コケはんこデザイン!


なお、わが家に届いた苔年賀は、こうして順番に飾って1月いっぱい満喫させていただきマス!




Moss wreath & Moss brush made in Sweden

2015-12-25 14:17:17 | 文系女子のコケ目線



Merry Christmas!

もとい、

Merry Christmoss!!  
 ↑(コケ好きの間ではこの時季はこの挨拶でいくことになってまして…ジーザス、お許しあれ。。。)

今日が終われば、いよいよ年も暮れ。

子どもの頃はこの時季は楽しいイベント目白押しで、大変ワクワクしたものだが、
大人になったいま、私の頭の中は毎日の「To Do List」でいっぱい…。

今年中には仕上げるはずだった企画書、原稿、年賀状・・・。

すでに来年に持ち越すことがほぼ確定の事項があれやこれやと出てきており、
毎日ため息をつかずにはいられないという状況である
(というか、待っていただいている方はこの状況を知ったらさらに深いため息をつかれるに違いあるまい。ごめんなさい)。


なお、前回・前々回の記事から熱烈宣伝させていただいております、コケ好きのためのカレンダー「苔暦2016」、
ありがたいことに多くの方からご注文をいただきまして、おかげさまでだいぶ在庫数が減ってきました。





在庫がなくなり次第終了となりますので、もしご興味のある方はお早めにご注文いただけるとありがたいです。
また、お振込がまだの方の分は取り置きしておりますので、ご都合のよい時にお振込をよろしくお願いします。

  ※「苔暦2016」の詳しいご注文方法は、こちらをご覧ください。


さて、年末の気忙しさはちょっと横に置いておいて(本当は置いておいちゃいかんのだが…)、
今日は最近手に入れたコケグッズを紹介させていただきたく。
というか、自慢させていただきたく!

そう、トップの写真、これを何だと思われただろうか?

ちょっとずつ引きで見てみると・・・











じゃじゃーん!





じつはこれ、コケでできたリースなのである。

直径は約30センチと大型。
色合的にもまさにクリスマスにぴったり。

このリースを手に入れることができたのは、
近所で生活雑貨店を営まれているAさんのおかげである。

Aさんは、持ち主が永く大切に使える、使いたい、と思える生活用品を
国内外問わず自分の目利きで探し出し、自分の気に入ったものだけを取り扱っておられるこだわりの女店主。

お店にはいつも他では手に入らないような食器類や花器、衣類などが(そのほとんどが手作りの大量生産できないもの)
センス良く並べられ、そのハイセンスな空間は訪れるたびに自然とため息がこぼれてしまう。

とはいえAさん自身は「カリスマバイヤー」「こだわり店主」でありながら、
そういった肩書きからイメージしがちな我の強さや押しの強さはなく、とても控えめな方で、
世界中に散らばっている個人の生産者が生み出す手作りの品を地道にコツコツと掘り起こす採掘者のようでありながら、
お客さんと商品の一期一会をそっと手助けする仲人さんのような雰囲気も醸し出している。

そんな物腰柔らかなAさんなので、普段からコケコケ言っている私にも大変親切で、
「コケがいいんですよ!」という私の胞子活動(という名のしつこいアピール)も決して聞き流すことなく、
いつも真剣に聞いてくださる貴重なお方なのである。

そのAさんが、この秋に北欧へ買い付けに行かれた際、
スウェーデンの民芸市でこのリースと出会ったとのこと。



▲なんと美しい編み目!



▲中心をクロスしているのは、乾燥させたベリーだろうか


作者は自らその市にブースを出して販売していた40~50代のスウェーデン人の女性で、
普段はテーブルコーディネーターの仕事をされているらしい。
このコケのリースの他にも植物で作った作品がいくつも並んでいたという。

それにしても素朴ながら、見る者をほっこりあたたかな気持ちにさせてくれるこのリース。

帰国後にAさんのお店に置いたところ、材料が何かは知らずに直感的に「ステキ!」と思う人が多かったそうで、
いろんな方に売ってほしいと言われたのだという。ふふ~ん、やっぱりねぇ! (←なぜか得意げ)
しかしながら今回は私が、いの一番に「買います!!」と手を挙げたとのことで、
この一点モノのリースを運よく手に入れることができたというわけである。


しかも!Aさんはリースだけでなくこんなものも買い付けてきてくださった。





こちらはコケのブラシ。作者は同じく前述のスウェーデン人女性だ。
先ほどのリースはスウェーデンの伝統的な民芸品か、はたまた作者の完全なオリジナルアイデアなのかわからないのだが、
こちらのコケのブラシは、暖炉の掃除用に昔からスウェーデンの民家で日常的に使われてきたそうだ。

ちなみに、Aさん、

「コケで作られていると思って買い付けてきたのですけど、本当にこれってコケですかね~!?」

と売ってくださる際に素朴な疑問。

たしかにあまりに立派な出来栄えで、本当にホンモノのコケなのかしらと疑ってしまう。
一見するに、スギゴケの仲間のように見えるのだが・・・。





そこで家に持ち帰ったあと、ブラシの毛の一本を切り取って水に浸してみた。
ホンモノのコケなら乾燥していても、水に浸せば元に戻るはず。






▲このとおり、乾燥でチリチリに縮れていた葉が水分を得てもとに戻った。セイタカスギゴケかウマスギゴケあたりに見える



▲せっかくなので、葉を1枚カットして顕微鏡で断面を見てみる



▲きちんとした同定はできていないのだが、特徴的な細胞の形態からも、スギゴケ科であることはまちがいなさそうだ


いずれにしても、コケの特徴をよく知っていないと作ることができないであろうこのリース。
作者はコケにどのような眼差しを向けてこられた方なのだろう。いつかお話ししてみたいなぁ。
そしてますます「世界のコケ文化」が気になるところである。






●おまけ
虫好きのクマGさんのブログ未定」を「ブックマーク」に追加しました(当ブログの左欄)。
クマGさんは、もともとはコケ友Mさんのブログ「ムシメガネ」繋がりで、お互いの存在を知ったという仲(なのでまだ直接お会いしたことがないのです)。
コケにも興味を持ってくださり、苔暦をはじめ、コケTシャツの購入者かつ宣伝部長さんであります(といっても過言ではないくらいいつも応援してくださっている)

クマGさんの得意分野はガ、クモ、ザトウムシなど。
一般的には「うえぇぇ」となる人が多いであろう虫たちにスポットを当て、その形態や色の美しさ・緻密さを写真で丁寧に記録されています。
このブログを見て、私はかの虫たちの魅力に開眼したといっても過言ではありません。
掲載される写真は「これ、どうやって撮ったの?!」と思うものばかり。ひたすら虫を見守るあたたかな目線が伝わってくるよう。
さらに最近は時々コケも登場するので、いつかクマGさんとコケさんぽできたらなぁなんて個人的には思ったり。
更新頻度もすばらしいです。ぜひ一度ご覧になってみてださい。

 

コケカレンダー「苔暦」ができました Part2(梱包編)

2015-12-10 17:41:38 | 文系女子のコケ目線
コケ好きのためのコケカレンダー「苔暦2016」の告知を始めて1週間。
注文をくださる方々のメールを開くと、注文の必要項目以外に短いメッセージを添えてくださる方が多くて、なんだか嬉しい。

「今年は○○○へコケを見に行きました」や「胞子活動を続けていますよ」など毎年ご注文をくださるおなじみさんや、
はたまた「最近コケが好きになり始めた初心者なのですが…」、「道端のコケが気になってしかたありません」というはじめましての方など、
みなさん銘々にコケと向き合ってらっしゃるのだなぁと思うと「さて私もまた!」という気になってくる。

  注)「胞子活動」とは
    コケが胞子で増えることにちなみ、その胞子のようにふわふわとコケを求めて出歩く行動や
    コケの魅力を周囲に散布する(広める)行動を総じて「胞子活動」と呼ぶ。
    ちなみにキノコも胞子で増えることから、コケ好きのみならずキノコ好きの間で使っても通用する。



そんな皆さまに向けて、ちょっとばかりの遊び心でこんなものを作ってみた。




はい、「手作りコケシール」でございます。

数年前からコケのアンティーク画をお小遣いがたまるたびに少しずつ集めていて、
さらに資金がたまると額装にするのだが、ちょうど額に入れる前の図譜があったので、今回はそれらを利用してみた。




作り方は次の通り、至極簡単である。


1.クラフトシール紙を用意する(今回は100円ショップ「セリア」で購入)。




2.複数種の図譜をコピーする。


3.文字ページを下地として、画を切り抜いて好きなように下地にはりつける。




4.プリンターに1をセットして、3をコピーする。


5.封筒に合わせてカットすれば完成。




どの部分の柄があたるかは届いてみてのお楽しみ。
先週のご注文者にはもう届いている頃だろうけれど、皆さん気づいてくれたかな。




なお、「コケにまつわる話」は注文時の必須事項ではありませんので、
基本は必要事項と送付先・連絡先のみをぱぱっと送っていただくでまったく構いません
(これを読まれたことで、へんなプレッシャーがかかりませんように!)。

一方で、「私はむしろコケへの思いのたけを語りたい!」という方の長文メールも歓迎です。

まだ在庫はありますので、ご興味のある方、ご注文をお待ちしております(^^) →注文方法の詳細についてはこちらへ。



●おまけ その1

この更新ペースだと11月のコケレポートがもはや年内に書ききれないおそれが出てきたので、
ひとまず11月のオカモス関西の観察会(観察地:神戸市内)で出会ったとびきりの美人さんだけでもアップしておきたい。



▲コスギゴケ。落ち葉とドングリもフレームインした秋らしいスリーショット




▲アブラゴケ。親指の先程度の小さな群落がポツポツとあるのはよく目にするが、ここまで大きな群落でしかも胞子体付きとは珍しい



●おまけ その2

オカモス関西の活動で最近ご一緒するようになったSさんのブログ「そよ風のなかで Part2」を「ブックマーク」に追加しました(当ブログの左欄)。
とにかくこのブログ、どのコケの写真も息をのむほど「美しい!」のです(オカモス関西の重鎮Mさんが思わず嫉妬してしまうほど!)

Sさんはご職業柄、生物にもともとお詳しいとのこと。コケの他にも鳥や虫についてもブログにたくさん記事を書かれています。
各生物を図鑑のよう種別に分けてくださっているので、好きな時に気になる生き物のページに飛べるのも便利です。
ぜひご覧になってみてださい(ちなみにMさんのみならず私も嫉妬してます!今度、撮影法をご教授いただきたく!)


【お知らせ】コケ好きのためのカレンダー「苔暦2016」ができました。  ※今日から販売スタートします!

2015-12-03 16:54:51 | 文系女子のコケ目線

       
       ▲今年も作りました。コケ好きのためのカレンダー「苔暦2016」


いよいよ師走に入りました。

毎年この時季になると忘年会や年末進行、クリスマス、年賀状書き、帰省の計画などなど、
イベントが一気にどっと押し寄せて忙しくなりますが、みなさま元気におすごしでしょうか。
(改めて挙げてみると、明らかに1か月にこなす量ではない気がします・・・)

さて、そんなお忙しい中をさらに分け入るようで恐縮ですが、
今年もコケ好きのためのコケカレンダー「苔暦」を作りました。

このブログを見てくださっている方の中で、ご興味のある方がいらっしゃったらお分けいたします。  ※なくなり次第、終了します。


 「苔暦2016」  <壁かけ用、1部:1400円+送料 ※送料についての詳細は下記をご参照>


今年の12か月はこちら!

      
 
     

    

    

    

    



昨年はお休みさせてもらったので2年ぶりのお目見えです。
今年は例年のものとデザイン・仕様をちょっぴり変えてみました。


▲仕様:210×148㎜(A5サイズ)/全4色カラー。祝祭日の記載あり。吊り下げ用麻紐付き。
   ジェントルホワイトフェイス121.5K使用で、ややざらっとした手触りでマットな質感です。


さらにリニューアルに合わせて、せっかくなのでテーマを決めて写真を選んでみました。

2016年版のテーマはずばり、「身近なコケを再観察 (I look at familiar mosses again.)」です。

コケを見始めた頃、家の周りやさんぽ中に見かけるコケに幾度となく感動をもらいましたが、
その感動はコケを見始めて何年もたったいまなおまったく色あせておらず、むしろ増幅中。

身近に出会える普通種のコケだからってなめちゃいけない。

どんなコケも観察し続けているとたいへん奥が深く、
時間がいくらあっても足りないくらい面白いです。

そこで、今回は身近によく見られるコケの写真をチョイスし、
さらに観察中に気づいたことや、調べてみて改めて知ったことなどを
イラストとキャプションにまとめてみました(これは自分にとっての感動の記録も兼ねているわけです)。



▲2月はハマキゴケについて、4月はフタバネゼニゴケについてのイラスト入り。
 キャプションは12か月すべてに、イラストは6か月分に入れています



▲透かし紙の帯紙付き。



▲カレンダー上面に穴があいています。壁掛けカレンダーとしてどうぞ。


なお、前回まで配送に使っていたクロネコメール便が今年の春に廃止されたため(なんと残念な!)、
今回は日本郵便で送らせていただきます。カレンダー代に加え、下記の通り別途送料がかかります。

それぞれ送料最安値の配送方法を選んでいますが、ご希望の配送方法(宅急便など)がある場合はご注文の際にご相談ください。


【ご注文冊数による送料の違い】 ※カレンダーは1400円/冊です。

■1冊:送料140円(普通郵便)

■2冊:215円(ゆうメール)

■3冊~5冊まで:300円(ゆうメール)

■6冊以上:送料無料 ←(一度にそんなにご購入くださるのは大変ありがたいので!)
 

購入希望の方は当ブログ左側のバーにある「プロフィール」の下、「メッセージを送る」にご連絡ください。
その際、下記の必要記入事項をご記載ください。

 ※iphone からこのブログを読まれている方だと「メッセージを送る」の欄が表示されないようです。
  ご注文は、bird0707◆mail.goo.ne.jp (◆を@に変えてください)のメールアドレスに送ってくださいませ。


こちらからご注文の確認とお振込先についてのお返事を差し上げます。


----メッセージへの必要記入事項-------------------


1.お客さま情報
  
・お名前:
・カレンダーの送付先:〒
・電話番号:
・メールアドレス:
  
2.必要部数   部  送料     円  ★合計金額  円

------------------------------------------------

●金額
 1部=1400円 (送料:1冊140円~。6冊以上は無料)
 
●代金 
 ご注文メールをいただいた方、各々に振込先をお知らせします。
 振込手数料はお客様の御負担でお願いします(入金確認後の送付となります)。

●発送方法
 PP袋で個包装の上、「普通郵便」または「ゆうメール」で発送します。 

●ご注文期間:12月3日~1月いっぱい頃まで。

 ※品切れ次第終了いたします。

 ※ご注文メールを頂いてから、基本3日以内にはにこちらから確認メールを差し上げます。
  3日以上たっても確認メールが届かない場合には、御手数ですがご一報ください。
 ※Amazonや巷の通販のような敏速な対応はできませんが、できるだけ早めに対応・発送させていただきます。


ではでは、皆さまのお申込みをお待ちしております。




▲ご自分用としてはもちろん、コケが気になるあの人へのクリスマスプレゼントにもよいかもしれませんヨ!


【お知らせ】英文ウェブメディア「IGNITION」にコケの記事を寄稿

2015-10-29 06:17:25 | 文系女子のコケ目線
10月も気づけばあっという間! 先月に続き、どうにか月末に更新ができてよかった!
(本当は1週間に1度は更新したいのですが…気力はあるが体力が追いつかず(T_T)カナシイ!)

昨日あたりから、ようやく今月初旬から取りかかっていた仕事がひと段落つき、ホッとしているところ。
これからは11月21日(土)~23日(月・祝)開催の「第3回苔・こけ・コケ展」(開催場所:京都府立植物園)に向けて、
ひたすら邁進していく所存! また詳細については、後日ブログでご案内したいと思います。


さて、今日のお知らせは・・・

このたび大変ありがたい機会をいただき、海外読者向けに日本のカルチャー情報を発信している英文サイト「IGNITION」に、
コケの魅力や、私がコケに惹かれる理由、最近のひそかなコケブーム、おすすめのコケスポットなどについて文章を書かせていただいた。
英文の記事なのですが、写真もたくさん載せているので、ぜひ一度見ていただけると幸いです
(他の記事もまた興味深いものばかり。ジャパニーズカルチャーは奥が深い!)。

●IGNITION 「A Moss Girl’s Guide to Japanese Moss Viewing

ちなみに、私の日本語の文章を英訳してくださったアメリカ人の翻訳者が、少し前まで京都に住んでいてコケをよく愛でておられたのだとか。
なんという嬉しい巡り合わせ! 個人的なアドレスを編集者の方から教えていただいたので、これからコケの写真を送ってみようと思う。