フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

サクラソウ自生地も見ごろを迎え、珍しい10裂がありました

2010年04月03日 23時15分03秒 | 花の和名
お昼頃雲が広がり一時寒いくらいになったが全般的には穏やかな田島ヶ原サクラソウ自生地だった。
周囲の桜は一気に満開に近くなり、サクラソウも見ごろを迎えた。これから1週間がいい時期と思う。

サクラソウをはじめプリムラ属の花は雌しべが長く雄しべが短い長花柱花と、雌しべが短く雄しべが長い短花柱花とがある。
長花柱花は目の中にピンの頭のような雌しべの柱頭が見えピンの目、短花柱花は雄しべの葯が見えスラムの目と云われる。
そして受粉はこの異型柱花間で行われる事は進化論で有名なダーウィンによって明らかにされた。

今日サクラソウ情報の青木さんに「10裂がある!」と教えられた。
なんとその花には柱頭が2つ見られた。

普通サクラソウは5裂(5枚の花びら)で雌しべは1つ雄しべは裂片と同じ5つだ。それがこの花の裂片は八重のように重なり合って目の白い部分も10個ある。とすると雄しべも10個で雌しべも普通の花の倍の2個なのだろうか?
何とも不思議で面白い。