フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

オニドコロの雄花が多く見られアサザの黄色が鮮やかでした

2009年07月17日 19時29分36秒 | 花の和名
ヤマノイモ科のオニドコロ(別名トコロ)が自然教育園で多くの雄花序をつけていた。
オニドコロ(鬼野老)は葉の形はヤマノイモによく似るが、付き方は互性だしムカゴもつかない。

雌雄異株で雄花序は枝を分け上に伸び、雌花序は下向きににつく。淡緑色の小さな雄花は花被片が6枚で雄しべも6個だ。


花の中心に6本の雄しべが見えます。花径は2~3ミリ

根茎は曲って肥厚しひげ根を伸ばす。その様を老人に例えて野の老人の意。長寿を祝う正月の飾りに使われるが、もとは土古呂などと表記し所領を意味したらしい。ヒメドコロより大きいのでオニが付く。

その他ミズタマソウ、シロネ、ヤマユリ、ヤブミョウガ、ハグロソウなどの花が見られたが、アサザの鮮やかな黄色の花が印象的だったった。

アサザ(浅沙)はミツガシワ科の水草。花冠は3㎝内外で深く5裂。特に裂片のヘリがレースのようなヒラヒラが多く付いて面白い。


朝開いて午後には萎む一日花。別名ハナジュンサイ