「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

政治家に、失言の「オフレコ」はない!

2011年09月12日 07時20分42秒 | Weblog
 
経済産業相という原発担当の鉢呂吉雄氏が記者との
懇談で、傍らの記者に「放射能をつけたぞ」という
趣旨の不謹慎発言が原因で事実上、更迭された

鉢呂氏の辞任の後、藤村修官房長官はその“報道”
に触れて「メディア対応の検討」をすると述べた
そう、政治家たるもの、これからは、特にマスコ
ミの前での言動に気をつける…という趣旨かと思
われたが、さにあらず。なんと、報道する側に
“注文”をつける内容だったのだ

あんだって?

つまり、オフレコでの発言は、それが仮に失言だ
ったとしても、オフレコなんだから「書くな」と
言いたいらしい。そして「ちょっとこの問題は重
要なので、輿石東幹事長の方で少し動くかもしれ
ない」とマスコミに脅しをかけた

ふざけてはいけない

そもそも政治家は、国民が選挙で選び、国政を国
民の代わりに行えと、国民から委託を受けた「公
務員のようなもの」だ。いわば国民の“公僕”だ
公僕とは、端的に言うと“国民の家来”だ
その家来の分際で、国民の知る権利を担うマスコ
ミに「知らせるな」とは、どういう料簡だ!

更に、国政を司る公僕は、24時間、世界から見ら
れ、当然、国民からも注視されている。特に、今
回、重大な事故を起こした原発の担当大臣ならな
おの事だ。その者に24時間「フザケ」は許されな
いし、「失言」は絶対に許されない

この非常時での「フザケ」「失言」「失態」は
政治家としての緊張感の欠如、全くもって資格が
ないとしか言いようが無いが、それを指摘されて
民主党幹部は「あいつも悪いけど、報道するのも
如何なものか」と言っているのだ

彼らの言い分を素直に解釈すれば、「自分たちの
都合のいい言動だけを国民に伝え、マズイ言動や
醜態・失態は知らせるな」というものだ
その考え方は、まるでナチスの世論誘導担当の
ヨーゼフ・ゲッベルスそのものじゃないか

(そういえば、今回の件で、非公式な発言を報じた
報道機関幹部から事情を聴取した民主党の輿石東幹
事長のイデオロギーは「日本の社会主義化」。ヒッ
トラーの目指したのはドイツ民族による国家社会主
義の世界。似てる…)

報道を「プロパガンダ」に使う発想は、日本の軍
国主義時代の遺物だ。それを肯定する政権とは
一体、どんな政権だ?
何処を突かれても「真剣に事に臨」んでいれば
痛くも痒くも無いではないか。報道規制を考える
より、自らの姿勢を問え!

また、この“恥知らずな暴言”に対しマスコミは
もっと怒るべきだ。提灯持ち、持ちつ持たれつの
腑抜けのような報道では、国民の信頼は“更に”
失墜するだけだ。右手に怒り、左手に冷静さを持
ち、毅然とした態度で報道せよ!

と、両方に怒る僕なのであった…
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