久々に渋谷を散策する
若い頃は好きだった街だが
いまは この雑踏が何より嫌いだ
土佐の田舎の子が
この雑踏を見て一言
「今日は お祭りでも
あるがやですか?」
本当に、都会はいつも お祭り状態
皆が浮かれ騒いでいる間に
大切な時は流れていく…
ワーワー騒いでいる間に
掛替えのない大事な事が
何もなされず朽ち果てていく
「若い時だけに出来る快楽」に奔走し
「若い時期にやるべきこと」に目もくれない
祭りが終わったとき
何が残るのだろう
一時の享楽にふけるものではなく
人間への喝采・賛歌で盛り上がる
そんな「祭り」なら最高なのだが
その意味で、土佐の田舎の子に
「そう、世界はいつも
人間賛歌のお祭りなんだよ」
なんてウソを言ってみようか
それが本当になる日は
一体いつになるのか…