「現代ビジネス」でのミキハウス社長
木村皓一氏のインタビュー記事(抜粋)
「原発は危険というけど、(原発が稼働を始めた)この50年で
交通事故で100万人以上が死んでるわけです。原発でそんなに
死にましたか?実際、大停電が起きたら誰が責任取るのかと言
いたいですわ」
この方、根本的にズレていると思う。彼の全ての基本は「命」
ではなく「経済」なのだ。本来、経済は命のためにあるのだが
彼にしてみれば逆、「命」は「経済」のためにあるのだろう
もとより、犠牲者の数を比べて事を論ずるのはナンセンスだが
彼の土俵まで降りて論じれば、「交通事故で百何万人が死んでも
地球そのものには影響を与えないし、大停電による人命の損失は
千人を越えないだろう。だが、重大な原発事故が起きれば、我々
の住む基本の地球自体が汚染され、放射能の影響で人類は何万年
も苦しむことになる。その数は何百億人単位だ」
さて、木村社長はどう反論する?