「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

まさか、失明!?

2011年02月09日 16時07分22秒 | Weblog
 

一昨日の夕方
突然、部屋の中に灰が降ってきた
いや、降って来たというのは正確ではない
まるでカーテンを引くように
右の方から、静かに現れたのだ
その灰は濃淡があり、薄い砂絵のようでもあった
糸くずのようなものも混じっている
そしてそれは、3D画面のように立体的なのだ
まるで何かの模様である
そして、その模様は
水面に浮かぶように移動した

「なんだ、これは?」

白い壁の前を移動する濃淡の模様を
僕は少し動揺しながら見ていた
目を動かすと、その模様も動く
やがて、これは自分の眼球の異常と気づいた

その模様は↓のようなものだ


     
若い頃から、少しだけ飛蚊症(ひぶんしょう)気味だった
右目の下の端に、薄い“糸くず”のようなものが見える
眼球の中は、「硝子体」というゼリー状の物体で満たされている
その硝子体が劣化すると、硝子体の一部が壊れ繊維組織となり
それが眼球の中に浮遊し、その影が網膜に映り
“糸くず”として見えてしまうのだ

サッと目を動かすと、それは早く動く
だから時には、蚊のような小さな虫が
顔の横を過ぎたようにも見えてしまう
痛みはないし、慣れれば気にならなくなるが
煩わしいこと此の上ない

飛蚊症に慣れているとはいえ
前述の砂嵐のような現象には動揺した
「失明の前兆?」という考えが過ぎった
そんな訳で、翌朝、慌てて病院に行ったのだ

カミサンの親友が元国立病院で看護師長をやっている
彼女に「いい病院」を訊くと
元国立病院の「東京医療センター」を勧めてくれた
という事で、最初の写真の病院に行った



受付で保険証と問診表を出し
しばし待つと↑の受診表が貰えた
ついでだからと、眼科だけでなく
総合内科でメタボも診て貰えと
カミサンが言うので従った



病院の待合は居心地が悪い
それに時間がやけに長く感じる



受付番号534はまだか…
結局、診察して貰ったのは
昼近くになっていた

で…結論は
「加齢による硝子体と眼球のはく離で
 一時的に糸くずが多くなっている
 網膜自体の故障は見られない
 たくさんの量の飛蚊症は少しづつ少なくなるが
 全部消えることはない
 かなり煩わしいとは思うが
 病気のうちに入らないものなので
 一生付き合っていってください」と…

重大なものでないと言われ
少しは気が楽になったが
この煩わしさと一生付き合うのかと思うと
少しばかり気が滅入る

「ま、仕方ないか…」



ついでに受けた内科の血液検査などを待っている間に
病院の壁に面白いものを見つけた



緊急用の酸素などの呼吸マスクが収納されているのだ
そして、その真ん中には…



笑気ガスだ
飛蚊症と一生付き合わなければならないと知り
少しばかり塞ぎこんでいた僕には必要かもしれない
引っ張り出して吸おうとしたら
たまたま通りかかった看護師さんに
烈火のごとく怒られた…タハハハ

コメント
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