最近のドラマを観て
それもマンガが原作の
ドラマを観て感動することは皆無だった
それが「仁」のあるシーンに
不覚にも感動し落涙してしまった
それは武田鉄矢氏演じる
緒方洪庵の場面だ
緒方は未来から来た医師に聞く
「未来では不治の病(ロウガイ=結核)は
完治できる病ですか」
「未来は“平らな世の中”ですか」
未来から来た医師は頷く
すると緒方はホッとして笑む
日夜、病気根絶のために戦い
庶民が暮らしやすい世の中となるよう
命を削ってきた医師の思いに感動したのだ
自らのことのみに生きるのではなく
他人のために生きることの尊さ
そういう人間になりたいと思う
半世紀を生き、本気でそう思う
※さて、ところで…
このドラマに登場する
坂本竜馬に異議申す
土佐弁は語末に「じゃきに」
「そうぜよ」は連発しません
無理に言っているので鼻につき
演じる俳優の下手さ軽さも手伝って
竜馬がとても薄っぺらな男に映ります
そして、花魁の廓言葉は
客に対してだけの言葉で
身内同士では江戸弁
もしくは出身の方言で話しました
人間が一次元的でありんす
更に、武家の女性の言葉は固く
普段でさえ、綾瀬はるかのような
現代調では喋りませんでした
言葉に対する脚本家の見識を疑います
そんなことが気になりながらも
来週も観るでござるでありんすえ~じゃきに