相変わらず落し物が多いようだ
その2割が電車内の傘で
取りに来る人は ほぼ皆無とか
落し物の変り種では、遺骨や位牌
時には一抱えもある仏壇も
遺失物センターに届けられるらしい
(内緒だが、時には遺体の一部も…)
さて、その遺失物法が、最近、改正になった
以前は六ヶ月プラス公示日の14日が過ぎると
遺失物は届けた人のものになったが
今は、三ヶ月プラス14日に短縮になった
とはいっても、遺骨や位牌はもちろん
傘などの品物を貰い受ける人はいないとか
貰い受けるのは、当然「現金」だけだ
三ヶ月以内に持ち主が現れた場合は
謝礼金…法律用語では報労金は
拾った金額の5%~20%が請求できる
持ち主が現れなかった場合は
全て拾った人のものになる
ただ…
その現金が外国紙幣だと
たとえ何万ドル、何億ドルであろうと
物品扱いなので、拾った人は貰えない
持ち主が現れても取り分は0円…
日本円だったら何億円も請求できたのに…残念
手形も同じで、何億円の手形も紙扱い
では、破れた1万円札ではどうか?
実はこれも破損紙幣ということで物品扱い
他にも、いくら価値が高くとも
拾った人の物にならないものがある
例えば、犯罪者の置き忘れた盗品の金の延べ棒
ホテル三日月の金の風呂桶も 同じ扱い
道で拾った末端価格数億円の“麻薬”も…
田中角栄の池から川の氾濫で
逃げた数千万円の鯉などなど
拾っても貰えない物も多いのだ
さて、君が拾った落し物は
何ですか…?
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