映画鑑賞検定3級blog

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「スコア」

2007-03-23 | アメリカ映画
なぜ今まで見ていなかったのか不思議な映画。マーロン・ブランドの遺作であり、デ・ニーロ、エド・ノートンとの共演作でありながら、金庫破りムービーという軽さもある雰囲気。思いっきり好きそうな映画なのにネ、というわけで、cinefil imagicaで録画。観る事に決定。

金庫破りのプロ、ニックは、カナダでジャズクラブを経営しながら暮らしている。そろそろ引退を、と考える彼の元に相棒のマックスが大きな話を持ってくる。渋っていたニックだったが、ジャックというマックスの情報源である若者が現れ、計画をより現実的なものにしていく。さて、ニックの最後の大仕事はどうなるのだろうか?



大好きだ、この映画。

つまんないっていう人もきっと多いだろうね。
オチは読めるし、マーロンもデニーロも太りすぎだし(笑)

でも私はこの映画大好きだよ、オチも含めて。

「銃はダメだ」

デニーロ扮するニックが何度もエド扮するジャックにそう言う。

私は銃を乱射するようなバイオレンスな映画もとても好きだけれど、この映画はそこがいいな、と思わせてくれました。

ラストもオチは読めているんだけれど、ドキドキするポイントがちょっとずれてるところが良かったなぁ・・・。

クライムムービーのくせに、捕まっちゃうのかな!ばれちゃうのかな!というドキドキじゃなくて、まさか誰か死んじゃったりとかそういうことにはならないでね・・・という、なんかそういうドキドキ。それも、主人公達が、じゃなくて、周りの人がね。そういう話。

最後もこれしかない!というオチ。
ベタっていわれりゃそうだろうけど、こうじゃなきゃイヤだ。
これ以外のラストだったら、この映画の良さは全部なくなるとすら思える。
そのくらい好き。

老眼鏡をかけて図面を見たり、壁を登ったら息切れちゃったり、そのくせ芸術的に金庫を破るデニーロは、たまらなくカッコよかったですよ。

恋人、アンジェラ・バセットに料理を作る姿も妙にセクシーだったし、やっぱりいい男だぜ、デニーロ!

ヘビっぽい雰囲気の若造エド・ノートンもさすがだわね、と。
この役ってば、いわゆる汚れ役で、しかも美味しいところは全部デニーロが持っていくような役ですよ。
でも、演技力がなきゃ無理だし、そこをやるヤツのリスペクトと責任感みたいなのを感じたって言ったらエラそうすぎかな。
ま、とにかく、あんな役柄を引き受ける、というところがさすがだな、と。

マーロン・ブランドは出てるだけで十分でしょう。もう、それくらいの域ですよ。
あとはデニーロに任せてゆっくりしてください(笑)

ラストの金庫破りシーンはとてもキレイだったな。
破り方がキレイなだけじゃなく、映像的にもとてもキレイでビックリしました。
エンドロールのジャズの音楽もシャレてて好きでした。

賛否いろいろと意見があるのも理解できる作品ではありますが、とりあえず、私は大満足でした。

スコア(2001) - goo 映画


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