突然だがグルーヴについて少し考えてみることにする。
基本的にベース中心の話になっちゃうのは許してください。
さて、まずはグルーヴというものを分析するにあたって、グルーヴを形作る要素を分類してみよう。
1 タイムコントロールによるグルーヴ
これは一番直接的な感じ。
要は正確なタイミングで音を出すってこと。
ex.安定したテンポや、ピッタリと息のあったコンビネーションなど。
他にもD'Angeloの「Voodoo」みたいなめっちゃレイドバックしたベースとか、
4ビートとかロックとかなんかでベースが前にグングンドライブしていく感じ や、Bebopとかのソロイストのポイントが後ろ目だったりするやつもあります ね。
2 反復によるグルーヴ
JB'sに代表されるこってり黒人FUNKに多い、おんなじグルーヴをずーっと繰り 返すことによって生まれる陶酔感にもにたグルーヴですね。
クラブなんかでかかってる音楽にもこういうのが多い。ダンスミュージックの 基本だもんね。
ハーモニー的にはペダル・ポイントってやつもこれに近いものがあると思う な。ロック系の8ビートベースもそっから来てるんじゃないかと。調べたこと はないけど。
3 フレーズによるグルーヴ
「アーイラービューベーイベー」のベースみたいなディスコフレーズとか、
ラテンピアノのモントゥーノとかレゲエの裏打ちとかフレーズの持ってる雰囲 気とか知名度とかがもたらしていると思われるグルーヴ。「あ!あの曲だ!」 ってわかるイントロとかはもうそれだけでパワーを持っていると思う。
あとワウとかさ。ウネリのあるグルーヴを生み出すのに一役買ってます。
4 気持ちで出すグルーヴ
まあぶっちゃけこれが一番デカイ。
バンドに対する信頼とか、グルーヴへのこだわりとかそのライブの思い入れと か、確固たる想いは強いエナジーを観客やいろんな人に与えてくれます。
僕の大好きなベーシストは「どれだけ自分の音にノれたかにかかっている」
って言ってました。ホントそう。
って感じにまとまりました。なんか論文みたいで読みにくいな。
こういうのを意図的にやってもガツンとしたものは出ないと思うから、
こんな理詰めで解釈することにイミはないんだけど、
でもそうやって人に話したり聞いたりするのはイミがあると思うので書いてみました。
反応求ム!!