今日は「国際女性の日」らしいです。
その歴史は案外古く、最初に提唱されたのは(なんと)1910年とのこと!
そんな歴史ある日だったのですね。知りませんでした。
2006年のテーマは「意思決定過程に女性を」らしいです。
(パキスタンでは極めて難しいテーマですな)
ところで、イスラマバード市内には大統領府やその他各省があるため、
何かあると必ず大統領府の前に横断幕が張られます。
ある時は「カシミールに自治を!」という政治メッセージであり、ある時は
「地震被害者のための配給品求む」という社会性メッセージの時もあります。
国連の「世界ポリオ・デー」とか、商業的に「マンゴー品評会」のような横断幕も。
もちろん、各国首脳や王様等の来パ時には、必ず修飾語付きの横断幕が登場します。
例えば、「ようこそ!パキスタンの友好国であるバングラデシュ」とか。
(この例はbilkulの創作です。でも、先月のバングラの女性大統領来パ時
"friendship"という言葉を新聞等でもさかんに使っていました。
ほんの30年前に戦争で仲違いの末に分離したのにね…)
パキスタン人(インド人もそうですが)は、こういう修飾語が得意です。
難しい形容詞もよく知っていて、書類に文語調の文章を滔々と書いてくるのですが
肝心の要点には触れられず・・・なんてことが多々あります。そして困ります。
話があさっての方に来てしまいましたが、何が言いたいかというと、普通であれば
「国連○○の日」なんていう日には必ず横断幕が掲げられているのです。
ところが、今日の「国際女性デー」に関しては一切見ませんでした。
最近デモの対応や、交通規制取締強化で忙しいからなんでしょうかねぇ?
それとも何か意図的に横断幕を張らなかった理由があるのでしょうか?
イスラマ市内では、各団体によるセミナー開催の通知が新聞に載っています。
とある1ページは、まるごとInternational Women's Dayの宣伝となっていて
大統領、首相、女性開発省大臣、首相付の女性開発に関するアドバイザーの
4名のコメントが寄せられています。
日本も何かイベントがあるのですかね?国連大学で講演会はあるようですが。
おっ!「国際女性の日」を逆行するかのような記事が国際面にありました。
東京で1万人が女性天皇反対の行進をしたとか。
皇室典範改正に反対する理由が「(改正またはそれを推進する人達が)
歴史と伝統を無視して、新しい国家を作ろうとしている」からだそうで・・・
「彼ら(改正推進派)は、(天皇制度を廃止するようなケシカラン)転覆思想を
持っていると言わざるを得ない」 とも言ってるそうですよ。
このコメントは前最高裁判事によるものらしいですが、実に稚拙な理由ですね。
憲法第9条を改悪して、日本がいかなる戦争にも参戦できるようにする方が
よっぽど「歴史と伝統を無視して、新しい国家を作ろうとしている」んじゃなかろうか。
京大の中西輝政教授も紀子様のご懐妊をことのほか喜んでいるとか。
行進に参加した1万人を前にして、「紀子様のご懐妊は神秘的だ。
人知を超えた出来事だ」 と言ったのに続き、さらに「この天啓は我々の目を
覚まさせる(変な直訳ですみません。覚醒させるとかそういうニュアンスです)ものだ」
と言ったそうですが、どこぞの新興宗教の教祖みたいな発言ですね。
(ネット検索中)あぁ、中西氏って保守論客なんですね。
いくら保守と言えど、気鋭の政治学者の発言としてはちょっとなぁ・・・
どうやら氏は新興宗教の理事会相談役もなさっていたようです。
なるほど。神がかったお言葉である訳です。
紀子様ご懐妊のニュースを休暇中のプーケットのホテルで、たまたま見かけた
日本字新聞で知ったのですが、bilkulにはそのようには思えませんでした。
神秘的ねぇ・・・bilkulにとっては、そんな中西氏がミステリアスです。
国際女性の日の今年度のテーマを反芻するbilkulなのでした。
その歴史は案外古く、最初に提唱されたのは(なんと)1910年とのこと!
そんな歴史ある日だったのですね。知りませんでした。
2006年のテーマは「意思決定過程に女性を」らしいです。
(パキスタンでは極めて難しいテーマですな)
ところで、イスラマバード市内には大統領府やその他各省があるため、
何かあると必ず大統領府の前に横断幕が張られます。
ある時は「カシミールに自治を!」という政治メッセージであり、ある時は
「地震被害者のための配給品求む」という社会性メッセージの時もあります。
国連の「世界ポリオ・デー」とか、商業的に「マンゴー品評会」のような横断幕も。
もちろん、各国首脳や王様等の来パ時には、必ず修飾語付きの横断幕が登場します。
例えば、「ようこそ!パキスタンの友好国であるバングラデシュ」とか。
(この例はbilkulの創作です。でも、先月のバングラの女性大統領来パ時
"friendship"という言葉を新聞等でもさかんに使っていました。
ほんの30年前に戦争で仲違いの末に分離したのにね…)
パキスタン人(インド人もそうですが)は、こういう修飾語が得意です。
難しい形容詞もよく知っていて、書類に文語調の文章を滔々と書いてくるのですが
肝心の要点には触れられず・・・なんてことが多々あります。そして困ります。
話があさっての方に来てしまいましたが、何が言いたいかというと、普通であれば
「国連○○の日」なんていう日には必ず横断幕が掲げられているのです。
ところが、今日の「国際女性デー」に関しては一切見ませんでした。
最近デモの対応や、交通規制取締強化で忙しいからなんでしょうかねぇ?
それとも何か意図的に横断幕を張らなかった理由があるのでしょうか?
イスラマ市内では、各団体によるセミナー開催の通知が新聞に載っています。
とある1ページは、まるごとInternational Women's Dayの宣伝となっていて
大統領、首相、女性開発省大臣、首相付の女性開発に関するアドバイザーの
4名のコメントが寄せられています。
日本も何かイベントがあるのですかね?国連大学で講演会はあるようですが。
おっ!「国際女性の日」を逆行するかのような記事が国際面にありました。
東京で1万人が女性天皇反対の行進をしたとか。
皇室典範改正に反対する理由が「(改正またはそれを推進する人達が)
歴史と伝統を無視して、新しい国家を作ろうとしている」からだそうで・・・
「彼ら(改正推進派)は、(天皇制度を廃止するようなケシカラン)転覆思想を
持っていると言わざるを得ない」 とも言ってるそうですよ。
このコメントは前最高裁判事によるものらしいですが、実に稚拙な理由ですね。
憲法第9条を改悪して、日本がいかなる戦争にも参戦できるようにする方が
よっぽど「歴史と伝統を無視して、新しい国家を作ろうとしている」んじゃなかろうか。
京大の中西輝政教授も紀子様のご懐妊をことのほか喜んでいるとか。
行進に参加した1万人を前にして、「紀子様のご懐妊は神秘的だ。
人知を超えた出来事だ」 と言ったのに続き、さらに「この天啓は我々の目を
覚まさせる(変な直訳ですみません。覚醒させるとかそういうニュアンスです)ものだ」
と言ったそうですが、どこぞの新興宗教の教祖みたいな発言ですね。
(ネット検索中)あぁ、中西氏って保守論客なんですね。
いくら保守と言えど、気鋭の政治学者の発言としてはちょっとなぁ・・・
どうやら氏は新興宗教の理事会相談役もなさっていたようです。
なるほど。神がかったお言葉である訳です。
紀子様ご懐妊のニュースを休暇中のプーケットのホテルで、たまたま見かけた
日本字新聞で知ったのですが、bilkulにはそのようには思えませんでした。
神秘的ねぇ・・・bilkulにとっては、そんな中西氏がミステリアスです。
国際女性の日の今年度のテーマを反芻するbilkulなのでした。