その47 岡尾さんの本
雑貨好きの間では”オリーブ世代”なる言葉があるようですね。
私は世代的ではそのあたりだと思うのですが、オリーブという雑誌は本屋で立ち読み止まりでした。
なんかこう・・世間離れしたような、外国のような、自分との共通点が見出せない本でした。”憧れ”にもなりませんでした。
岡尾さんの「ZaKKaBook」は本屋さんでパラパラと見て、「こんな本もあるんだなぁ。ウチでゆっくり見ようっと。」と思って買った本だったと思います。
とにかく何もかも、「かわいい」という単語で片付けられていました。
スタイリッシュであろうが、機能的であろうが。
それからオリーブという雑誌もこの岡尾さんの本も廃刊(版)になって、今では雑貨はもちろん、生活周りの本はそれはもう多数発売されています。
たぶん飽和状態かとも思います。
私も一時、流行している人の本(雅姫さんとか伊藤まさこさんとか多数)は中身も見ずに買っていたのですが、結構お金もかかるし、かさばっていくし、”その人の本だから”という理由だけで買っていることに気づき、「ちゃんと中身を見て、ずっと見続けていくであろう」事を考えてから買う様に変わりました。
(なんか出版側の”この人、評判良いから今のうちに本を出せーーーっ”っていう狙いがあって、それにのってるようなのも、シャクだったし)
「これは手放せない」という本以外、すべて処分しました。
(岡尾さんの本は残った!という事になります)
毎回買っているのは「クウネル」だけになりました。
ファッション誌も買わないし、他誌も「家に連れて帰るに値する本か?」と心と話してからにします。
そうして、残った本を繰り返し読んで、なつかしく思ったり、また発見があったりして、私の本生活は続くんだと思います。