松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

第8次・71才・オートバイひとり旅・トルコ・アンカラからレバノンへ

2015年05月24日 | 119カ国・35万km・国境181カ所走
トルコ・アンカラからレバノンへ










2015年5月21日木曜   はれ20℃    はれ20℃   はれ33℃
夜が開けようとしている5時前に起きてゲストハウス、ジャスト6時出発。レバノンに
向かうフェリーが出ている港「シリフケ」sirifkeに向かって走る。

尻ふけ?・・トルコは面白い名前が多い、今夜konyaあだ名adana,バトマンbatman,カッ
パドキアなど覚えやすい地名があるきょうはコンヤの街を通って530キロぐらいの距
離。

100~120キロのスピードで走ってきたが残り150キロは高原に入って山岳道路
になって道も狭くなり細かいカーブが続き40~60キロ。

地中海シリフケ・タスジュtasucuに着いた・・13時半・・まずまず予定通り。すぐに
フェリーのチケット売り場に・・地元の人が「すぐそこ100m」・・いつものように
その「すぐそこ」がわからない」・・

2,3人に聞きながらチケット売り場についた。レバノン行きのフェリーは「きょう2
0時に出る」と・・おーよかった。月曜・木曜、週二回出ているとチケット売り場の女
性。

へたするとこの出港までここのホテルに3泊するはめになるところだった、ラッキー。
トルコ・シリフケ・タスジュ港からレバノン・トリポリ港・12時間→片道本人125
ドル・・13000円、オートバイ135ドル・14000円。トータル27000円。

近くの食堂で遅い昼飯・・4時にチケット売り場に来るように言われていた・・フェリ
ー乗り場がわからない・・「地図を書いてよ」・・「パソコンでも出せない」と話す。

仕方ないタクシーを呼んでフェリー乗り場に向かう。「すぐ近い」と話していたが着い
たところはわかりにくい場所・・タクシーに来てもらってよかった。

20時出港・・のはず・・21時になっても乗りこめない・・暗くなってくる。22時
になった・・ようやくトラックが乗り込み始めた。

いまのうちに食事をすませておこう・・昼めしで残ったニワトリ・ビールですませる。
乗りこんだのは12時を過ぎていた。

その間レバノンの人たちと・・船に乗り込んでからシリア人たちと話をして過ごす・・
と言ってもお互いにわかるのは・・・ごくわずかだけ。それでもお互いに親しみを感じ
る話しになる。

「シリア」とは発音しない。こっちの人たちの発音は「スリエ」「スリア」




2015年5月22日金曜・・・フェリー船の中・・いろんな人が・・
港を出たのはわからなかった・・おそらく2時か3時頃になったのではないか。寝袋・
洗面道具を持ち込んで・・軽レストランの長イスをベッド代わりに横になる。

冷房が入っているのか、明け方寒くて目が覚める。レバノン到着は午後2時か3時に
なるらしい・・時間があるのでオートバイのところまでパソコンコードを取りに降り
る。









パソコンを使っていると、おじいさんがUSBを持って近づいてきた・・なにをしに
きたのだろうか・・。

なにかわからないが・・USBを入れて彼に見せた・・説明は「イングランド・クウ
ィーンエリザベス」の結婚式のウェデングドレスを着た写真・・そのウィデングドレ
スを造っているビデオだった。

世界で一つだけのシルクの作シリアで職人Ibrahim Ayoubi  61才←(名前
は本人が書きこんでくれた)・・1948年お父さんから引き継いでいる。

今もエリザベスク・ウィーンにプレゼントで贈っている。「お金はもらえない」「フ
リー」だと本人は話す。

オール・デザイン&デファレン・デザイン・・こうゆうデザインを造っていると・・
シルクの女性バックを見せてくれた(80ドル1万円)・・別れ際、財布(袋)の中
身を全部出しわたしが持っている残りのお金はこれしかない、30リラ1500円を
見せて、これで売ってくれませんか・・こまった顔したが、うーん「いいよ」とOK
になった。




それにしても、すごい人と知り合ったのもだ・・このほかにきのうフェリーに乗る前
に話した、建築現場の責任者・バイクショップのオーナー達・・なにをやっているか
わからないがいろんな人がやってきた・・いっしょに写真も撮った。

1時間程シルク造りのおじさんと話して別れる。フェリーは15時レバノン・タスジ
ュ港についた。それから1時間16時なってフェリーから下りることができたが・・
これからが長かった。

乗船前に知り合ったトリポリのお兄さんはいったんに家に戻ってくるから1時間ぐら
いカスタムの前で待つように・・OKお互いに場所を確認した。

わたしは、いったんフェリーに戻された。船内フロアーにはシリアの人たち、一般
旅行者たちが残されている。名前と国籍を聞かれて「どこに行くのか」「ホテルの名
前は」など聴かれる。

わたしは「これからホテルは探すんだ」なにをゆうかと喰ってかかった。しかし相手
にならない。なんとかカスタムに入ることができた。

そこへ乗船前に知り合ったレバノンの二人連れが入ってきた・・「ソーリ」「レバノ
ンのホテルの名前を教えてくれ」彼はホテルの名前を「自分の名刺に書いてくれた。

乗船前に知り合って名刺をもらっててよかったなー。どこの国もカスタムの人間は偉
そうな態度を示す係官がいるものだ、ここにもいた。

横柄な口を利く係官、人を待たせておいて不届きなリンゴなどかじっている若い係官
もいた。このカスタムは21時で終わりと張り紙が出ている。

その時間には終わるだろうと・・たかをくくって・・出来ない場合は不届き係官に「
どこの時点で」開き直り怒鳴り上げるかなど・・考えていた。

窓口に呼ばれて、なんとかパスポート入国スタンプの手続きが終わった。もう18時
になっている。

最後はオートバイに積んでいる荷物を「開けろ」きた、きた。荷物をほどいて積み直
すことがどんなに大変ことか・・いやだなーと言う顔で「これをほどいて見せるのか」
これはすべて洋服などが入っていると話した。

荷物は程なくてすみ・・ホッとした。すべて、すべて終わったカスタムに「バイバイ」
と手をあげたら、スクーターで2人連れがやってきた。

2時間もたっているので来ないだろうと思っていた・・バイク屋のお兄さんだ。あと
一人は知らない年寄り。





「ソーリ」疲れたのできょうホテルまで案内してくれと頼んだ「OK・OK」。走り
だしてどこかの建物に入っていく・・ここはまだカスタムの中なのだ・・お金「15
0ドル」いるとバイク屋のお兄さん。

「ノ―マネー」彼はカスタムの自動車を借りて銀行へ・・400ドル下ろし・戻った。
手続きはすべて彼がやってくれたので助かった。通関料150ドル支払ってすべて終了。

彼が来なかったら銀行を探し・・カスタムに戻り・・大変な作業になっていたに違いな
い。スクーターに乗っていた人は彼のお父さんだった。

バイク屋に寄って彼の母、家族、仲間たちの歓迎受け。スクーターでホテルを探す・・
立派なホテル一泊115ドル安くしても95ドルとホテルマン・・たけ―。

次は繁華街にある二階に上がる・・旧いホテルだ。3泊100ドル・・食べ物など買い
物がなんとか便利のようだ・・ここに泊まることにした。

オートバイを取りにバイク屋に帰り・・スクーターに若い人を乗せてホテルに戻った。
階段を上がるのにひと苦労、荷物を運ぶのを手伝ってもらいオートバイはバイク屋で預
かってもらうことにした。

きのうの朝5時に起きて・・フェリーであまり眠れなかった。もうくたくた、下着を洗
たくをすませてシャワーを浴びる。

これで呑めるぞ・・商店街でニワトリの丸焼き半分を買ってビールはバイク屋さんが途
中買っておいてくれた21時になっている。

旧いホテルでネット出来ないかもと・・思っていたが10時から出来ると・・おーよか
った。ガツガツ喰いながら・・アーレバノンに着いたぞ、訪問国120カ国目・・オー
トバイで走った国は110カ国目。