松尾清晴オートバイ夢ひとり旅・世界走行中・5年10ヶ月・102ヶ国(訪問111カ国)・28万km走破・総集編

2000年10月~2008年11月まで5年10ヶ月・102カ国(訪問111カ国)1500ccで28万km走破

「韓・日」交流ツーリングたのしかったです

2011年07月06日 | 最近のこと

7月1・2・3・4日韓国交流ツーリング無事に終わりました。

1日目。成田出発→ソウル・「仁川」空港。「じんかわ」と読んでいたら違った。仁川→インチョンと読むらしい。この便には日本から男5人。女性Yさんは羽田から一人で朝早い便ですでに飛んでいる。

(地下鉄でレンタルバイク屋に)

ソウル市内「レインボウ」ホテルで女性Yさんと合流して6人。Yさん、小口さん、吉岡さん、蘭丸さん、加藤さん、松尾。レンタルオートバイ屋に電車で直行。ホテルに戻ったのは9時ごろか。ホテルにもオートバイ屋にも地元ツーリング仲間が出迎えて誘導してもらい大助かり。オートバイはホテル地下駐車場へ。

そのツーリング仲間といっしょに近くの焼肉屋へ。ソウルオートバイツーリング会長のリーさんには前回にもお世話になった人。今回もご夫婦で迎えていただいた。また、なんともかっこいいBMオートバイ2台で参加の夫婦はホテルに泊まり込んでの参加に感謝・ほかにも地元のツーリング仲間来てくれた。

待ちに待った焼き肉、うまいキムチと焼き肉でかんぱーい。お世話になります。バクバク食って呑んで12時近くにホテルに戻る。うまかったー。

(うまい焼き肉で満足・満足久しぶりにうまい焼き肉・キムチをたらふく食った)

2日目・ホテル朝7時半出発。天気は晴れ。初めてのスクータ不安ながらそろりそろりついて走る。200km近くと聞いていた。途中休憩のあと湖のくねくねのカーブが続く。湖畔で食事をとりながら走る。

(地元のライダーと一緒に天気は上々日差しが強い中キャンプ場に向かう。日本から紅一点参加のYさん)

キャンプ場になかなかつかない暑くてグロッキーになりそう。まだかいなキャンプ場。最初のキャンプ場はお寺の境内中のキャンプ場だったがお酒だめとことわられたとか。元小学校跡地に向かう。着いたついたキャンプ場。運動場の半分は芝生を張ってある。なかなか快適なキャンプ場で安心。ここまで250km。

(パンクもなんのそのエアーコンプレッサーであっとゆうまに修理が完了・上から2枚目)

途中ここに着く前にパンクしてしまったYさんのスクーター。しかしさすがツーリング仲間だBM大型バイクン持ち主は工具を取り出しチュウブレスタイヤなのでゴムを注入なんと空気入れはバッテリーからコードを引いてエアーコンプレッサーで空気を入れた。暑い中大変だ。相当時間がかかるだろうと最初思ったが10分ぐらいで終了。ヘー大したもんだこと感心。

(なかなか快適な小学校跡地のキャンプ場はすでにライダーがいっぱい集まっていた)

到着してテントを張り終えた。学校前の小川でからだを洗おう。ヒエー冷たい水だこと。かなり山奥に来ていることが分かる。ビールと食べ物は地元の仲間たちが用意してくれているとのこと。ビールだけでも買ってこようと相談したが充分あるから大丈夫とのこと。いやしいわたしはさっそくビールをいただく、つまみもキムチと魚、鶏キムチのいため物うまいうまい。

どうしても見てもらいたいお寺があると地元のライダーが誘いにきた。トラックで10分ぐらいのところにあるお寺。日本人5人が向かった。1200年前のお寺らしい、特に「はばかり」(トイレ)の作りが古いつくりだと説明を受ける。

(ラッキーなことにお寺に向かい帰る途中、釜山から走ってきた日本人ライダーAさんとばったり会った、そのままキャンプ場までトラックのあとについて来る。これで日本人は7人の参加になった)

2008年にひとりで来た時もキャンプ場で歓迎してもらった仲間の顔も何人かいるが、すっかり名前など忘れてしまっている。そのときも「ほんとにお世話になりました」と「感謝の気持ち」を述べていたにもかかわらずうわべだけだったのだろうーね「ボケたんじゃないの」と吉川さんが笑わせる。

その一人プロの画家○○さんはこの小学校の跡地をゆずってもらい一段高いところにある校舎を絵画室に作り変えて家族で住んでいると聞いた。トイレに行ったとき咲き誇った太陽に半分当たった真っ白いボタンと日影のボタンの花「額縁」に入っていた絵画にわたしは見とれた。

交流会が始まった。オートバイは50台いやもっと集まっているのかな。

(韓国の女性・夫婦での参加が多いのに感心させられる。それにハッとするような美人で格好いい人ばかり)

ビール飲んでいてオートバイの写真どころではなくなってしまっている。ごめん。夫婦での参加が多いなー。わたしなど夫婦喧嘩ばっかりしているからでかいことなど言えないな。しかもあっけらかんとして明るい、男も女性も気楽にさせてくれる雰囲気は気持ちいい。

でかい鍋は1m以上はある。その鍋になんと20羽以上いっしょに炊き込んでいると聞く。でてきたキムチは地元のものはうまい、うまい。熱々のにわとりの煮込みが出来上がったようだ。テーブルにがっぽりと盛りつけられて並べられていく。

(日本語での歓迎の横断幕に感謝)

うす塩あじの鶏の味は初めて、なんとも言えないうまい味。わたしは初めて食ったにわとりの味、うまいうまい。あと聞いたことだけど漢方薬いりとのこと、輪切りにした小さい樹木の切れ端が入っていた。

(うまい、あつあつのにわとり、キムチのほかに地元の人たちの歓迎の気持ちも頂きました)

報告会はヨーロッパに旅した若い人の話しが始まった。自分の国以外を走ることに不安だらけの気持ちはこわかっただろうなと自分のことを思い出しながら聞いた。事前に聞いていたが次に日本からのツーリストとのことでわたしが報告することになった。いつものように自慢の世界の話、聞くほうもう少し「まとめて話をしてくれたらなー」の顔、顔。15分のまち時間をオーバーしたかも。いつもながら申しわけないとおもう。

宴会に入った地元の人々のうた、日本からのツーリストの紹介が終わって日本代表小口さんが余興の出しものに指名された。後ろに流した女性の髪より長い髪の旅人?もじもじしながら前に出て行ったがテントの方に向かった「にげるのか?」ちがった。ドラムの「バチ」2本を持って戻ってきた。もともとプロのミュージシャン。

チャチャチャ自分で音程を出しながらバチを振るう、ドラムの代わりにテーブル叩き・・イスをも叩く。なんとも場違いな意外な雰囲気に拍手喝さい。アンコールに応えチャチャチャ・・フィーフィーの大喝さい。さすがだ小口ちゃんだ。

(だんだんと夜にはいって交流会は熱が入ってくる、なんとも気持ちがいい)

小便に起きた夜中2時になっても話し声が聞こえる。雨がカミナリとともに激しくなってきた。ポトポトテントの中にも落ちてきた。大丈夫かかいな。いつの間にか眠っている。朝雨が降り続いている・

3日目・雨の中出発準備、ほとんどに人が準備完了。朝食はきのうの残りにわとりのやわらか煮を使ったおかゆ?はうまい。わたしは遠慮しないでどんぶりで3杯ももらってしまった。あとで何か言われそうなくいしん坊を見せてしまう。すみませんでした。

9時半スタート、さー出発しよう。全員カッパ装備完備。「あれーイ」吉岡さんのタイヤ、空気が抜けているきのうと同じだ。エーどうするんだろう。きのうと同じくエアーコンプレッサーで空気を注入。途中でも注意して入れて走るから大丈夫とのこと。アーよかった。10分遅れ9時40分出発できた。雨は降り続いている。

先頭は地元のライダー最後も地元・途中から橋を渡って右に入る。しばらく待って全員着いてきた、と思っていたがガススタンドに着いた。先頭者が「どーしたハヤブサ?」「ハヤブサ」何のことだ。小口さんの借りたオートバイは「隼」だ。その隼がいない。

吉川さんは即空気のないタイヤを気にしながら「はやぶさ」を探しに戻っていく。2,30分待っても戻ってこない、もしかして小口さんは「川にでも落っちたか」。戻ってくる二人を一人だけ待って残りは先に行くことになった。すごい土砂降りの雨になってきた。手袋なしの手に痛いほどの雨が当たる。

高速なのか、一般道路なのかわからない道路、そういえばオートバイは高速道路は走れないから一般道路なのだ。立派な道が続いた。

レストラン休憩所の手前で「はやぶさ」小口さんたちが追いついてきた。エンジンがかからなくて送れてしまったと。よかったよかった。小ぶりになったとおもったら激しい雨。土砂が崩れている個所も2カ所出てきた。ようやくソウルに市内に着いた最後のトイレ休憩

ホテルに寄らないで直接レンタルバイク屋さんへ。5時になっている。タクシーでホテルに戻る。アー無事に帰れたぞ。びしょびしょずぶぬれになったまま部屋に入る。まー全員無事でよかったよかった。風呂でシャワーを浴びていると蘭丸が青い顔で飛び込んできた。

(交流会が終わりホテルに戻って再び居酒屋に繰り出し若い地元の人たちも参加してくれた)

パスポート・カードなどすべて入れている「ウェストポッチ」を最後のトイレ休憩に忘れたと!吉岡さんが地下駐車場にいるから「相談に行け」。最悪の場合帰国延期だなとひとりごと。吉岡さんカード会社に電話して「ストップ」の要請。トラベル会社にも連絡すみ。

たのしい交流会も一気に暗い雰囲気に。しばらくして警察からツアーガイドを通じて「パスポート」が出てきたと連絡あり。現金は全部抜かれているがパスポートや他のカードなどは残っているとのこと。おーよかったぞー。ホッとする。

パスポート失くせば再発行で一両日かかるのであさって(6日)になる。蘭丸の顔から赤みが差してホッとした顔に。あしたいっしょに帰られる。気を取り直して全員で地元のリーダーリーさんの紹介の店レストランに向かう。

(二軒目の居酒屋で呑んだあと記念写真)

お世話になりました。ありがとうございました「カンパーイ」。地元の若いオートバイ仲間も5,6人出席してもらっている。なかなかこみ合う若い人向けの飲み屋さんはびっしりとテーブルが埋まっている。ここは焼肉屋ではなく、京都風の揚げ物やみたいの店。

大きいオートバイだけじゃなくて小さいオートバイも参加できるようなイベントをどうするかが「悩み」と会長さんのこれからの課題も聞いた。なるほど会長さんはすごい人だと思う。リーさん尊敬してますよ。

4日目・朝7時に吉岡さんと蘭丸はウェストボッチを拾ってくれて届いている交番に電車で向かう。ホテルに10時前に戻ってきた。吉岡さんご苦労さんでした。蘭丸はカードも使えない、もちろんお金は一銭もなし今日「一日飯抜きだな」に苦笑い。

一人で切り盛りして昨年の日本での交流会を成功させ・今回韓国ツアーツーリングの橋渡しも韓国出身の吉岡さん。この間日本に来たイングランド人・イスラエル人など、どこの国の男女でも吉岡さんの自宅には泊まりに向かう人あり、なんとも仁徳のある人だ。「ガンジー」の人のようだとわたしは思っている。

わたしの家には電話もかかってこないのに不思議でしょうがない。「自分さえよければすべてよし」わたしの心をみぬかれてしまっているのだろう。なにはともあれ吉岡さんのおかげでたのしいツーリングができたことに感謝。そして小口ちゃんご苦労さんでした。

韓国ツーリング仲間のみなさんほんとうにお世話になりました。小さいことでもこれから友好の交流を続けていければと切に思いました。今回もツーリングで地元のみなさんの暖かい気持ちありがとうございました。これからもよろしくおねがいします。

 日本から参加されたみなさんお疲れさんでした。これからもよろしくです。