http://tour-de-france.velonews.com/article/95792
正式名称は不明ですがおそらく
WH-7900 C24
になるんでは無かろうかというホイールです。
前も書きましたが、今シマノは3種類のカーボンホイールがテストされています。その中でももっともハイトが低いモデルがC24です。
発売はどうも2011年に成る模様です。それまでにどれほど手を加えてくるのでしょうね? 7850でリムにもってきたニップルもこの写真では見いだせません。リムに内蔵されているのか? ハブに戻したのか? それともまったくの新形式なのか?
因みに重量はなんと1100グラム!!
カンパニョーロ・ハイペロンをも凌ぐ重量です。シマノだから大丈夫と思いたいですが、えらいチャレンジな重量です。
シマノはかなり積極的にホイールをアップデートしてきています。その頻度はコンポーネントを凌ぐほど。一番重要な部分ということもあるのでしょうが、一番ビジネスに成る部分なんでしょうね。
完組ホイールで目立つのはリム部分ですが、動きの要となるのは中心部分、ハブです。近年のホイールはシマノとカンパニョーロ以外はカートリッジベアリングを採用しています。両ブランドのホイールが高い評価を受ける理由はここにあります。アンギュラコンタクトでラビリンス構造この二つのメリットは古い構造と切って捨てることが出来ないほどです。
シマノのハブなんですが、ハブ単体ではおそらく世界で一番進んだ製品です。カンパのCLUTテクノロジーも素晴らしいですが、シマノは小さな積み重ねにより今の高性能を実現しています。
上級グレードだけに施されるボラゾン加工は、ダイヤモンド砥石による研磨加工です。最終的にこの行程で精度を出しているのです。この加工がベアリングレースと球押しに施されるのはほんの一部の製品だけです。デュラエースに至っては加工方法さえ極秘な、ボラゾン加工を上回るスーパーボラゾン加工を施しています。ベアリングはシマノ製品で唯一のステンレスベアリング。さらに数年前からベアリング保持器も入れることでベアリング部分に置いては圧倒的な高性能、高耐久力を誇ります。
しかしいいホイールというのは、いいリム、いいハブ、いいスポークを集めただけでは成り立ちません。各々に何を見いだすか、なにより完成体として何処を目指しているかに左右されます。このホイールはどうでしょう?
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