BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2012 キャニオン・NEWアルティメイトAL

2011-08-30 23:55:00 | 自転車
キャニオンのアルミロードで、最も格付けが高いのがこのアルティメイトALです。ぱっと見2011と同じように見えましたが(こんなのばっかしですね(苦笑)、ちょいちょいと細部を煮詰めてきたようです。





http://www.fiets.nl/2011/08/18/2012-canyon-ultimate-al/

今、さりげなく気になっている人も多いであろう、アルミフレーム。一昔前のがちがち路線とは違い、剛性、振動吸収性、走りの伸びなどがカーボンフレームのように進化しています。更に言えば重量も同価格帯なら200グラムプラスくらいでしょう。

同じ価格でもアルミとはいえ頂点を目指して作られたフレームと、エントリーユーザーを狙ったフレームでは自ずと走りは異なってきます。もちろんエントリー向けが悪いわけではありません。想定しているレベルの違いは悔しくても受け入れなければなりません。自分の体にあったバイクというのはやはり走りやすいですから。

でアルティメイトALです。

ケーブルの内装化、プレスフィットBBの採用、軽量化とシートステーの改良のようです。ワンポイントファイブテーパーコラムなどは続行です。

そしてちょっと面白いのがディレイラーハンガーの強化です。ここはシマノ・アルテグラDi2を露骨に意識しています。他社でもDi2対応を謳っているフレームはケーブルの内蔵だけが目に入りがちですが、今までとは段違いに負荷が掛かるようになったシートチューブの下部・フロントディレーラー近辺を強化しているものも増えてきています。

キャニオンも電動シフトのメリットを高く買っているのでしょう。



台湾との協力

2011-08-30 22:57:00 | 自転車
数少ない安心できる隣人です。

以下引用
2011年8月29日、台湾行政院経済建設委員会(経建会)の劉憶如(リウ・イールー)主任委員が、日本の技術に台湾の市場対応力を組み合わせたビジネスモデルを提案し、中国市場への進出を強化する演説を東京で行った。台湾の聯合新聞網が伝えた。

【その他の写真】

劉主任委員は、2015年までに中国の中産階級が全世界の中産階級の半数を占めるようになるとの見通しを明らかにし、欧米の経済が鈍化している現在、台湾は日本と協力して中国市場への進出を強めていく考えを示した。日本の技術と品質管理に、台湾の得意とする市場に合わせた対応能力を組み合わせるという。

経建会の黄万翔(ホアン・ワンシアン)副主任委員によれば、台湾の製塩会社・台塩(台湾ソルト)が日本企業と協力して中国市場への進出を本格化している。台湾には優れた製塩技術があるが、その品質管理を日本の企業が行い、役割を分担するという。劉主任委員は「日台はこれまでにも数十年にわたる協力経験があり、相互に信頼関係が構築できている」と話した。(翻訳・編集/岡田)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110830-00000008-rcdc-cn
引用終わり
台湾となら何とかやって行けそうです。

私は際だって台湾を贔屓にしていた訳ではありません。むしろパクリ国としての認識が強かったです(汗)。まあそれもすべて解決した訳ではありませんけど。領海内侵犯も現在進行形の事柄ですし。

それでも、です。全部が全部問題ない国同士なんて存在しませんから。困ったときに助け合える、戦争などの国同士の武力衝突は絶対しない。これくらいで十分なんでしょう。

ですが我々は今回の震災で台湾が良き隣人であり、下手をするとアメリカよりも日本を好意的にとらえてくれているという現実を知りました。支援というのは金額ではありませんが、アメリカより1/15くらいの人口の国がアメリカより倍の支援を届けてくれたなんて……。もちろんアメリカは人的な支援も最も多くしてくれましたけど、今まで日本がアジアを侵略してきたことを教え込まれた身としては、衝撃的なまでの出来事でした。

一応、教科書や教師の教えを鵜呑みにしてきたわけではないので、太平洋戦争のことをまだぶつくさ言っているのは2カ国くらいだとは知っていましたよ? 過去には史学を志したこともあるので。ちょっと異端な史学ですけど。でもマイナスではなくプラスマイナスゼロといったところだろう、と思っていたのです。それが今回全くの誤解だったことが分かりました。プラスなんですね。そういった心で日本を見てくれているアジアの国があるんですね。

身が震えるほどの感動でした。

数年前の地震の恩返しと言ってくれましたが、我々はいや私は彼らの好意、思いやりに適うだけのことをしてきたのでしょうか? とても考えさせられました。

もちろん共に働いていくのにぶつかることもあるでしょう。理解できないこともあるでしょう。でもおそらく彼の国は最悪の事態になっても、日本に引き金を引くことはないかと。ならばきっと折り合いをつけながらやっていけるはずです。

我々には彼らの思いに足る行動と振る舞いが必要ですね。

この協力が、両国の繋がりを一層強めてくれることを信じて。



2012 キャニオン・29er登場!

2011-08-30 14:02:00 | 自転車
ヨーロッパ勢も29erに本気になり始めました。破格プライスで有名なキャニオンもまたその一員です。拠点を置くドイツは体格ががっちりした人が多いと思うので、もっと早く投入してもおかしくなかった気がします。

キャニオン・グランドキャニオンAL29

名前から察しが付きますが、アルミなんですよ。そしてリジッドです。










http://www.mountainbike-magazin.de/news/bikes-parts/canyon-neues-29er-hardtail-grand-canyon-al-29-und-freerider-torque-frx-fuer-2012.568231.2.htm
http://www.tri-ride.com/en/news/spy/esclusivo-canyon-torque-frx-2012-spy-preview/



面白いですねえ。キャニオンならば一発目にカーボンを持ってくることぐらい出来たはず。それでも先にアルミを出してきたのはなぜなんでしょうね?

リヤエンドがDTのスルーアクスルタイプというのは高ポイントです。おそらく142㎜だと思います。フロント周りもテーパーコラム、15㎜スルーアクスルタイプでフレーム設計していることは間違いないでしょう。

ディスクマウントも応力が掛かっても柔軟に追従するように、浮かしてあります。アルミの常識ならばこういった形状にすると折れるんですが、自転車界のアルミは面白いことに大丈夫なんです。今、目にすることが出来る番手や熱処理の他になにか秘密があるんでしょう。

キャニオンはここにきて、ロードバイクでもアルミフレームをモデルチェンジしています。またサポートしていたプロロードチームもパヴェがあるようなコースで、アルミ製の特別モデルを使ったりしていました。密かにキャノンデール・CAAD10の対抗馬として買っています。

興味深いバイクですね。

そしてもう一台の新型車、

トルクFRX

フリーライドモデルと謳っていますが、もちろんDHも可能です。

2012 インテンス・カーボンハードテール29er登場!

2011-08-30 13:17:00 | 自転車
インテンス・ハードエディ

んんー、インテンスも時代の流れを読んでいますねー。さすが! 先日のカーバインに続いてよもやのカーボンハードテールモデルです。

今までインテンスは基本的にフルサスオンリーでした。たまに出していたハードテールはインテンス社謹製ではありませんでしたし、積極的に売っていこうという感じではありませんでした。

ですが! これはおそらく本気も本気、大本気のリジッドです。












http://www.singletrackworld.com/2011/08/intenses-hard-eddie-29er-hardtail/

日本語にすれば大竜巻といったところでしょうか? 

写真から分かるスペックは……、テーパーコラムであること、トップチューブからシートステーに掛けて曲線を描くアーチシェイプデザインである、ケーブルが内装……、くらいでしょうか? グラフィックはちょっとタトゥっぽいですね。

兄弟モデルともいえるカーバインのスペックを見れば、おそらくプレスフィットBBも採用しているでしょう。BB30は結局完全にガタをとる術がない、というかそういう工夫をしているメーカーが無い今の状況では、ロード以上にベアリング部分に負荷が掛かるMTBの性質上こちらが正しいのでしょうね。

おそらくこのバイクもカーバインの開発者、トーマス・ハーターが関わっているはず。おそらくインテンスの新しい時代が、このハードエディとカーバインによって切り開かれるのでしょう。

さあて、どんなのがやってくるのやら?

2012 FRM・29erフルサス

2011-08-30 11:25:00 | 自転車
軽量パーツの主戦場がアルミからカーボンに移って早数年。今やPMPやUSEなどはほとんどが大手のメーカーに、また新勢力となったカーボンファクトリーに駆逐されています。

FRMも同じような立場なんですが、「ただでは沈まん!」と言わんばかりに29erのフルサスというMTBでは激戦区に名乗りを上げてきました。










http://cerrol.wordpress.com/2011/07/03/frm-8hp-29er-fs/
http://cerrol.wordpress.com/2011/07/03/frm-8hp-29er-fs/
http://www.frmbike.com/



FRM自体は、以前からフレームをラインナップしています。でもリヤサスは……、初めてかもしれませんね。しかもそれが29erというのもある意味スゴイです(笑)。

他にもフルカーボンのフロントサスペンションとかもあったりするのですが、もうすでに軽いだけのフォークは誰にも支持されない時代になっています。ホームページを見ても昔からの残滓かなあ……、という感じです。

そんな中で突然といっていようなこのフレームのリリースは、何を意図しているのでしょうか?

ハイドロフォーミングもほとんど使っていない、オールドスクールと言っていいほどのフレームです。リヤサス形式はダブルコンパクトリンク式ですね。特に下部のリンクのフレーム側リンクはリヤショックの固定軸と同軸になっているようなので、ジャイアント・マエストロシステムに近いかもしれません。

DTスイスのユニットを使っているところが、なんともオタチックですねえ(笑)。パーツアッセンブル次第でしょうが、10㎏を切るくらいまで行けるようです。

私はアルミ削りだしが大好きなので、まだまだ頑張ってほしいですねえ。