上がり3ハロン32秒9。

サッカー、競馬を中心に、管理人が興味ある分野だけを勝手に斬って行くBLOGです。

今日が最初の、運命の日。

2006-05-02 09:49:00 | 日本代表
今日名前が無ければ、『国内組』のドイツへの道はほぼ閉ざされたと言って良い。

BRUTUSが4年に1度ワールドカップ前に組む特集は、
いつもわりと読み応えがある。
先日ドイツワールドカップ特集号、『ワールドカップを語らせろ!』が発売されたが、
今回もなかなか充実の内容と言って良い。
中でもセルジオ越後。単なる辛口と思われている事が多いが、
根底にある問題意識はかなりの部分で俺と共通しているのに驚いた。
『今回は負けた方が良い。でも、負けたらこの国の
フットボールは終わってしまうかもしれない。』
まさしくその通り。
この国には興業であるプロ野球以外に、まともに客が呼べ、
視聴率の取れるスポーツはなく、 どんなに低迷したプロ野球の視聴率より、
Jリーグの視聴率は低い。
これで代表がコケてしまったら、バレーボールのように試合がメインか
ジャニーズのライブがメインかわからないような代物に墜ちてしまいかねない。

この国にはつい最近まで、スポーツ・マネジメントという概念が欠落していた。
あくまで子会社、宣伝のために利用されるものであったチームは、
赤字を出しても親会社が補填してくれた。
彼らにはプロフェッショナルとしての危機感が、同時に欠落していた。
今でもその悪しき流れは残っていると言える。
負け続けたらクビを斬られる。
横浜FCはやり過ぎの感もあったが、こんなタイミングで継がされるのは
かわいそうだと言われた高木体制になって、見事に立て直しに成功している。
負け続けたらクビ。結果を出せなければクビ。
この危機感がこの国の『プロスポーツ』には足りない。

ジーコという選択肢は間違いなく失敗だった。
もしかしたら、相手にとって先が読める、凝り固まった采配をする
ジーコを据えておくより、このタイミングで電撃的にクビを斬って、
システムのチョイスくらいまともに出来る監督を据えるのも、
実はアリなのかもしれない。
あとは、4年間ほぼ同じメンツでやって来ているのだから、
何をすべきかは選手がわかっているはず。

4年間BLUESは生温いお湯に漬けられてきた。
競争と呼べる概念はそこにはなく、それとは程遠い『海外組不在』を理由とした
名目だけの『チャンス』が与えられた。

ジーコは結局本番をかの『黄金の中盤』で迎えるのではないかとさえ言われる。
中村を除いてレギュラーすら張れない選手を集めて何が黄金か、という論点はさておき、
これでは本当に国内組は不憫としか言い様がない。

今日、キリンカップのメンバーに誰の名前があるかで、
ほぼ結果は見えると思っている。
BLUESに本当に必要なのは誰か。決して茂庭ではない。
ある2名の名前がメンバーにあるかないかがカギ。

ヒント。
1人は横浜Fマリノス。1人はジェフユナイテッド市原・千葉。
何としても、少しでも勝ち点を積まねばならないのだ。
ならば、自然と答えは見えよう。