ドイツへの戦いは、各大陸で序盤の山場。
ヨーロッパ、南米、北中米がおおむね各チーム2試合。
アフリカ・アジアが1試合。
大変重要なのは、アジア・北中米を除いて、
ほぼ全てのチームがこの1週間で今年の予選を戦い終えること。
立て直しの期間があるとも言い得るが、この時点で脱落が見え始めるチームも出始める。
ヨーロッパは各グループ混戦に拍車。
もはや楽な試合などないのは周知の事実だが、それにしても『強国』の躓きが目立つ。
ルーマニアの開幕3連勝で立場の危うくなったグループ1の2強、チェコとオランダ。
チェコはネドヴェド引退、ポボルスキー・スミチェルが怪我と苦しい状況の中、
どうにかプラハでのルーマニアとのホームゲームをもぎ取った。
ここを落とせばルーマニア俄然有利な状況だっただけにデカイ。
一方、オランダはアウェーとは言えマケドニアとドロー。手痛い勝ち点2喪失か。
グループ3ではポルトガルがリヒテンシュタイン相手にまさかのドロー、
グループ4でもフランスがアイルランドを押し切れず。
グループ5もイタリアがアウェーでスロベニアに苦杯、首位から転げ落ちた。
順調と言えるチームはどうやら1つもない。
ただ、イングランドはウェールズとの英国ダービーを制して首位浮上、
スペインはベルギーとの有力国対決に競り勝ち、
デンマーク・スウェーデンと言った辺りも勝ち点3を積むことに成功。
各国の思いはただ一つ、水曜の試合を終えて首位にいたい、それだけだろう。
南米はアルゼンチンの強さが際立つ。
フィゲロア絶好調。冬のマーケットで再度渡欧なるか。
2強以外も、いまだ全ての国がチャンスありの状況。
折り返し地点までこの団子レースなら、大事なのは連勝と2強からの勝ち点か。
その点、まもなくキックオフのベネズエラVSブラジルは見もの。
かつては完全に草刈り場だったベネズエラだが、
首位から現時点で勝ち点6差なら上出来だろう。
ここでブラジルから勝ち点を奪えるようなことがあれば、本大会が見えてくる。
複雑怪奇な方式の予選展開中の北中米。
現在行われているステージ2でグループ上位2位以内に入ると、
最終予選とも言うべきステージ3に進める方式。
アメリカは今日のアウェーゲームを落とすと、ステージ3進出に黄信号。
他はまぁ、現状妥当な線か。
問題なのがアフリカ。
至近のアフリカ選手権からもわかったことだが、
理由は良くわからないが、点差のつかないゲームが多い。
結果として各グループ何でもありとも言うべき大混戦。
今日もカメルーン・ナイジェリア・チュニジアと言った有名所はドローが精一杯。
カメルーンとチュニジアに至っては、追いついたのはロスタイム。
まさにかろうじて取った勝ち点1。
終わってみれば『それ、どこ?』と日本人なら言ってしまうような国ばかりが
本大会進出なんてこともありそう。
さてさて。
我らが日本代表はまだ日本国内にいる訳ですけれども。
今日の午前中鹿島ユースと練習試合だそうです。何考えてんだかね。
ホント、贅沢言わないから勝ち点1取って来てよ。頼むからさ。
じゃないと、こっちはドイツ行っても楽しみ半減な訳ね。
だからさ、ホント頼むわ。