主鉄写日記

鉄道を中心にデジタル写真を楽しむ
私、bigwest_1965の写真ブログです。

ようやく“ひのとり”に乗りました、但しレギュラー車両です

2020年09月15日 17時00分00秒 | 近畿日本鉄道

 

今年の3月14日に名阪特急の新たなフラッグシップトレインとしてデビューした近鉄80000系“ひのとり”。

 

ところが新型コロナウィルス蔓延によるコロナ禍は私たちの生活の様式を一変、世界的にも

大きな影響を与え、その影響は計り知れない規模で現在に至っています。

 

ちっちゃな話で申し訳無いのですが、実はこの80000系のデビューに際して近鉄が企画した

試乗会に応募し、当選を果たしたのですがコロナ禍の影響で延期・・・そして最終的には

中止という事で私は大きく落ち込んだのです。

通常営業前に新たな近鉄のフラッグシップトレインに乗れるなんて鉄チャン人生において

そうそう有る訳じゃないですからね(涙)。

 

気を取り直して営業運転2日目には“ひのとり”の初撮影に赴き、少しだけ溜飲下がる思いでしたが

早く乗ってみたいという気持ちは簡単に収まりませんでした。

近鉄80000系“ひのとり”初撮影

 

“ひのとり”に乗るなら『プレミアム』、それも最前列でしょ!

という事で自分の休みが確定した段階で利用しやすい時間帯の予約を見ると・・・「sold-out」。

前列以外も殆ど予約済というずっとそんな状況が続いていました。

 

こんな事してたら何時までも経っても乗れないぞ、新車状態を体験するならレギュラーシート車でも

良いから早く乗らないと・・・と言う訳で急遽レギュラーシート車で“ひのとり”の初乗車を果たしました。

 

勿論乗るなら始発から終着駅までがセオリーなので大阪難波→近鉄名古屋の乗車です。

 

個人的に乗車をして一番確認したかったのがバックシェル構造の新型シートの座り心地でした。

“しまかぜ”に比肩するであろうプレミアムシートは問題は無いでしょうがレギュラー車両の

シート(と言っても既存車両より最大200円高くなっています)の出来具合が気になります。

 

パッと見ればリニューアルされた22000系ACEの車内に似た印象を受けますね。

 

こちらが22000系ACEの車内です。今後レギュラーシートはこんな色調に統一されるのでしょうか?

 

シートピッチは22600系の1,050mmから1,160mmに拡大されています。

この数値はJRグリーン車の標準シートピッチと同じでかなりのゆとりですね。

因みに他社のレギュラーシートでは東武の100系スペーシアが1,100mm、西武001系Laviewが1,070mm。

小田急50000系VSEは展望席では1,150mm、中間車では1,050mmという事なので破格の数値です。

 

座り心地を検証すると従来のシートよりも座面長が拡大された印象です。

表皮やクッションの柔らかさは21020~22600系で感じたあの固さから解放された感じで

フカフカとは言えませんが殆どの人が不快に感じない柔らかさを獲得した印象です。

 

通路側のシートだけフルリクライニングさせました。

バックシェル構造の為にリクライニングさせると背もたれの傾斜に比例して座面が前方にスライドします。

これだけだと座り心地が悪化するのですがそこは最近はずっと“ゆりかごシート”を導入してきた

近鉄なのでリクライニングさせると座面後部が下がり座面前部が上がります。

つまり座面が後傾する事によってお尻の納まりが良くなりお尻が前にズンズンとズレて

座り直す頻度が大きく減少してリラックスして座れるのです。

 

バックシェル構造の為にシートそのものの前後寸法が増えて1,160mmのピッチを実感するに

至らないというのが実感ですが座面前方の断面が大きくラウンドした形状で太ももから

膝裏に掛けてのホールドの良さを感じますし、更にリクライニングに連動する座面の沈み具合が

素晴らしく、そこに高さ調整可能なフットレスト(靴を脱いで下さいね!)を併用すると

たちまち睡魔に襲われそうな快適さです。

勿論、リクライニング時の後方に気を遣う必要も皆無で安心して安眠出来そうです。

こんな感覚って“しまかぜ”のプレミアムシートを体験して以来ですね。

 

欲を言えばもしも隣席の住人が他人だった時の事を考えてヘッドレスト左右が

もう少し出っ張った形状だったら有難いかも知れません。

 

 

前席のシートバックから引き出して使用するテーブルですが前後に位置調整出来るのには驚きました。

PC使用時や食事の時には重宝しそうな機構ですね。

 

またシート中央のアームレストも以前の構造だとリクライングすると同時に角度が変わり

使い難いモノでしたがそこもちゃんと改良されていました。

新しいだけではなくデザイン的にも既存の鉄道車両のトイレとは違う清潔感を感じるトイレですね。

 

レギュラーシート車両でも従来の近鉄特急を遥かに上回る進化を遂げた“ひのとり”。

次回は是非!プレミアムシートの最前列をゲットして更なる魅力を堪能したいものです。

 

 

一応、最後にプレミアムシート車両の画像だけでもご紹介をして大満足だった

『“ひのとり”の初乗車(但しレギュラー車両です)』の報告を終わらせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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