その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

2016夏 2つの台風にぶつかった道東旅行 4日目午前 @知床

2016-08-27 08:00:00 | 旅行 日本
 4日目にしてやっと青空!嬉しさはひとしおです。ただ、朝の天気予報を見ていたら、晴れの天気は午前中だけで、午後はまた雨予想。


《昨日の台風で大荒れだったのが嘘のように静かなオホーツク海》

【知床峠】
 8:30から知床五湖のガイドツアーを申し込んでいたので、早く朝食を済ませて、知床峠まで朝ドライブ。今旅行初めての青い空を見ながらの知床横断道路を運転。知床の海と山と緑を眺めながら、これまでに溜まりに溜まった鬱憤を一気に晴らしました。


《どんどん峠の尾根道を上っていきます。車を止めてワンショット》


《標高738メートルの知床峠に到着。ここから先は羅臼町》


《羅臼町の太平洋側を望みます。雲の下には国後島があるはず》


《日本百名山にも選ばれている羅臼岳》


《ウトロに向かって帰路。車のCMに出てきそうな景色》



【知床ガイドツアー】
 8:30からは現地のネイチャーガイドによる半日の知床五湖ツアーだったのですが、8時過ぎに電話がかかってきて、知床五湖の道が昨夜の台風の影響でいまだ閉鎖中とのこと。知床五湖を廻らない自然観察ツアーに変更となってしまいました。中止になるよりはいいか。


《全員長靴履いて、双眼鏡を借りて出発》

 10名の参加者が、ガイドの案内に従って知床の原生林の森を歩きます。熊の爪痕、鹿の糞、蝦夷蝉の幼虫の抜け殻、キノコ、倒れた蝦夷松などなど、森の中のいろんなサインを解説し導いてくれるガイドさんの話はとっても勉強になります。森を抜けると、知床の崖にオホーツクの海が。知床のてっぺんの知床岬までが遠く見渡せます。知床に居る実感が湧いてきます。ヒグマにいつ出くわしてもおかしくない知床で、近くで遭遇するのはやだけど、遠くで生ヒグマを見れないかと、期待半分怖さ半分でしたが、残念ながらヒグマとの遭遇はありませんでした。


《エゾシカの親子を発見!(知床では珍しくないようですが・・・)》


《原生林の森を抜け、海に面した原っぱに》




《写真ではわかりにくいですが、通称「男の涙」という温泉滝が崖沿いに流れています》


《視線の先には、知床半島の先端、知床岬(船でないといけないところです)》




《再び森に。ヒグマの爪痕》


《ヒグマが掘ったであろう穴》


《昨夜の台風で折れたと思われる木。木の匂いがぷんぷん》


 正午過ぎまでの3時間半の自然ツアー。知床に来た実感を味わえました。知床五湖訪問は今回はお預けになりましたが、次回の楽しみにとっておきます。

 8月18日 午前 @知床
コメント (2)
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