天使と悪魔 2005-03-26 | 本 ダン・ブラウン(著)越前敏弥(訳) 今、世界で一番ホットな小説家ダン・ブラウン。ダ・ヴィンチ・コードの主人公ラングストンが初めて登場する。 ガリレオとベルニーニ、そして秘密結社イルミナティが今回のメインテーマ。永遠の都ローマをラングストンが駆けめぐります。 劇内時間がわずか24時間なのに上・下巻のボリューム。いっぱいストーリーが詰まっています。時間が無いため、無理だろそれ、みたいな場面も出てきますが、でも面白いことには変わりない。
塩の博物誌 2005-03-26 | 本 ピエール・ラズロ(著)神田順子(訳) 塩に関する雑学本です。 歴史、政治、化学、文化などなど。塩にまつわる様々な事柄を取り扱っています。 こういった本を読むと本当に勉強になります。 特に塩の化学がおもしろかった。 曰く、ナトリウムは燃やすと必ず黄色い炎をあげるだとか、神経を流れる電気はナトリウムイオンだから、塩気が足りない時は腓返りをよく起こすだとか。 きっと中学や高校で習ったことなんでしょうけど、全力で文系の人間だったものですから、全然覚えていませんでした。 この手の本を読むと必ず「もっと勉強しとけばよかった」と思うんですよね。 でもあの時はあの時で夢中になってた何かがあったわけで。
そのときは彼によろしく 2005-03-15 | 本 市川拓司著 「いまあい」の作者です。 今回もお涙ちょうだいなストーリー。 現代に生きていくには苦労せずにはいられない程に正直で素直な主人公智史と、幼なじみの花梨と佑司。 三人の思い出を軸に話は進んでいく。 正直者でロマンティストの智史が、現実と折り合いをつけながら生きていくストーリーなのかなと読みながら思っていたら、あれよあれよとミステリーサイエンスな展開に。後半部分から???でした。 しかし、文章のうまさは天下一品。変にSFに走るよりも、身近なテーマを題材にした方がもっといい作品がかけそうな気がします。