ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

悟りかな

2018-02-20 22:16:32 | 日記
                   悟りかな


                 
                荒波
                溺れ
                濁流に
                飲まれ


                わがままし放題が
                この期に及んで
                もまれ
                伸び放題の
                雑草が
                刈り取られて
                四角い型に
         


                ずっきとする
                言葉の矢を
                受け止めて
                切り傷も
                擦り傷も
                さほど
                気に留めることもなく
                歯車の
                ひとつのネジ
                

                勤め上げるとは
                面の皮に垢がたまり
                苔むして
                厚くなり


                ひくひくと
                痙攣をする心臓の
                産毛が
                にょきにょきと伸びて
                立派な髭になること
                では
                ないのか
                と
                積み上げた石垣が
                ころげて
                耳から
                鼻から
                粉じんを上げて
                飛び出していくのだ


                頭の中の
                ロバが
                ロボットに
                変わっていくとき



                いじめの
                原型は
                どこにでもころがっている
                と
                妙に納得してしまった


                
               

                
                
                
        
                


               

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。