ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

首里石嶺町

2012-07-28 15:29:21 | 日記

              


                  いしんみ
                 
                              しるーぐまーいしぬぅみち
                              みちぬぅはたや もくまおうぬぅきぃー
                              ぬぅふぁー

                              ゆぅりぃてぃ
                              ゆぅりぃてぃ

                              かじぃぬぅむっちぃいちぃ
                              きぃぬぅふぁーぬぅみちになてぃ

                              わーびぃぬぅやまぬぅ びょーいん
                              ゆうなぬぅきぃー
                              がじゅまるぬぅきぃー
                              なかいかくまっとーん
                              うんどーじょうー
                              があたん

                              がいらいぬぅ
                              いすんじぃ
                              あやーぬぅ しぐとぅぬぅ
                              うわいしぃ まっちぃ
                              
                              かんじゃさんや
                              かーきいろぬぅ おーばーちぃちぃ
                              ぼいらーぬぅたちじぃにひーちきてぃ
                              すばうとーてぃ
                              まじゅーん んーちょーたん
                              
                              だいだいいるぅぬぅひー

                              かんじゃさんやあらん
                              よーとーん くくるぬぅ 
                              うっふっちゅ
                              とぅ
                              わらび
                              どぅしぬぅ

                              ひー まじゅーん
                              みーちぃきーとーたん

                              しるーみちや
                              ひるくなてぃ 

                              くるまが
                              ならでぃ

                              もくまおうぬぅきーぬぅふぁーや
                              かりとぅらってぃ

                              やまぬぅわーびや
                              こんくりーとぬぅ
                              やーが
                              いっぺーたっちょーん



          首里石嶺町

         白い小石の道
         道の端にもくまおうの木
         の葉

         揺れて
         揺れて
        
         風がつかみとって
         木の葉の道になり

         町の上の丘の病院
         ゆうなの木
         がじゅまるの木
         に囲まれた
         運動場
         があった
         外来の椅子で
         母の仕事が
         終わるのを待ち

         患者さんは
         カーキ色のオーバーを着て
         ボイラーの薪に火を起こし
         その横で
         一緒に
         ボイラーの火を
         みていることもあった

         橙色の火

         患者さんではなく
         か細く弱くなったこころの
         おとなと
         わらべと
         ともに

         火を一緒に
         みつめていた

         白い道は
         広くなり
         車が
         並んでいる
       
         もくまおうの木の葉は
         刈り取られ

         町の丘にはコンクリートの
         建物が
         いっぱい建っている


         
              
                            
                              

                              
                            
                              

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