ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

やっぱり、あなおそろしや

2022-04-12 22:56:13 | 日記
                        やっぱり、あなおそろしや


                    どこへ
                    わからなくなった道の途中
                    案内板はない

                    あちこち
                    焦げ臭くて
                    ちろちろと火種が
                    画面の中だけと思っていたら
                    落ち着かないのだよ
                    お尻に火がついているようで
                    焦げ臭いのだよ

                    良心とか道徳とか
                    うそ臭くて
                    やっぱり臭いのだよ
              
                    おいしそうな料理も
                    脂臭いのだ
                    悪い脂
                    
                    体を痛める
                    蝕む
                    溜まってつまる

                    ちろちろ
                    体の中に火がついて
                    今にも火事になりそうで

                      あんたのものはわたしのもの
                      わたしのものはわたしのもの
                      わたしの考えていることは正しく偉大なので
                      従いなさい
                      むかしはきょうだいだった
                      同じ親だったよね
                      だから
                      いつまでも傍にいなさい
                      くわしてやる
                      まもってやる
                      そとにでていくな

                      いうことをきかないと
                      ぶつぞ
                      ぶってもきかないなら
                      みなごろししてやる
                      だから
                      踏みつけたこの足元にひれふせ

                    わからない
                    やっぱりわからない

                    やっぱりおそろしや