ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

木枯らし

2013-06-27 22:05:27 | 日記
                          さくらをおもう


                      さくらさく
                      はなみち
                      3どあるのは
                      
                      ふつうのひと
              
                      わらってうまれるとき
                      せいじんになって はんりょをおひろめするとき
                      そして
                      みながなみだをながしてげんせとおわかれするとき

                      さくらさく
                      せいうんのこころざしがをえがき
                      がくせいふくにみをつつんだとき
                      さくらさく
                      はなみちにたつ
                      しゃかいじんになるときも

                      さくらさくみちのまんなかで
                      たちどまり
                      そらをみあげ
                      まぶしくて
                      めをふせ
                      したをうつむいたときには

                      さくらふぶきのむこうがわに
                      はざくらが
                      5がつのかぜに
                      ゆれ

                      10がつの
                      つめたさをふくんだしーんとしたくうきに
                      もみじが
                      そっとじめんをめがけて
                      おりていく 
                      ことをしる

                      つばめのはしる
                      あさに
                      はなみずをすすり
                      つめたいこがらしを
                      むねいっぱい

                      すいこんで
                      このせかいのだいちを
                      ふみしめる
                      むねにしみる
                      いたさにたえ