ひとり言 ひとつふたつ詩集

沖縄から詩をつぶやきます。

空はひとつ

2012-11-03 18:55:59 | 日記

                        空の向こうで



                   黒い石畳の街を歩き
                   白い壁の
                   遺跡の家を見ていると
                   
                   コンクリートの小さなかわいい建物が
                   懐かしく

                   異国の花や木々に
                   家に咲く似たような植物を思い出し

                   ボンジュール
                   と笑顔の
                   ジュリアス・シーザーが
                   鴨や子羊を皿に盛り
                   ワーター or ジュース、炭酸水
                   って
                   聞くから
                
                   じゃっぽんと
                   グラスの水が氷を
                   溶き

                   きらきらと
                   レストランの明かりを
                   テーブルクロスに映しだすから

                   細やかな配慮の国を
                   おもった

                    
                     「しろたえの
                      衣ほす・・・」

                     「きみ
                      死に給うことなかれ・・・」

                     「ふるさとは
                      とおくにありて・・・」

                   普通とは
                   私の中の毎日
                   
                   あたりまえに
                   流れていく雲

                   ほんとは
                   奇跡の毎日
                   ありえないこと