今年も2月、東京に1泊で出張してきた。ビガッドが主力で使っている縫製工場の新モデル発表会に出席する為である。目指すは有楽町のお洒落な多目的施設の会議室。昨年同様、一部では専属のデザイナー先生によるイタリアで開催されるメンズ有名ブランド展示会の報告があった。
今秋のスーツのファッショントレンドは、上着はチェンジポケット、パンツはサイドアジャスター、サスペンダー仕様など英国調のディティールが目立ったそうである。それと昨年、1タック、2タックのパンツを出品するブランドが現れたと書いたが、今回は大半がタック入りだったと。但し尻廻りはゆったりしていても、ヒザから裾にかけてはタイトなパンツ。
気に掛けていなかったが、うちの娘達のパンツはすでにそれだった（笑） 大枠の流行は若い女の子の服が先なのだ！
生地も英国調でグレンチェック、ヘリンボーン、ハウンドツゥース。コートはウールコートが軒並み出品されていたそうだ。この展示会で世界のバイヤーが来年のトレンドを掴み発注し、ファッション雑誌にも反映されていくので、メンズファッションのトレンドの源と言われる由縁。
二部ではいよいよ新モデルの発表。去年はパットを最小限に省き、肩が軽くしなやかなラインのモデルが発表された。非常に評判がよく今ビガッドの主力モデルである。
さてさて、今年の新モデルは可能な限り付属を無くして、更に軽量化したモデルだった。アンコン仕立てで肩綿はもちろん芯地、裏地、袖裏も無くした。メインはジャケットとして採用だ。スーツでも可能だが、少々ラフな感じになる。店長大神は早速、春ジャケットで発注してみた。ご期待あれ！
