永らえて 美雨の日記

日々折々の感想です

雪を踏んで

2014-02-10 13:54:06 | 日記

 

 一昨日は急用で都心まで行きました。私の沿線の京浜急行の電車は、4人掛けボックスシートの車両があります。大雪警報が出ている土曜日の朝ですから、車内は空いていて窓際の席に座ることができました。

 雪は絶え間なく降りしきってます。私は進行方向に向かって座っているので、外がよく見えます。なぜか、何時もは気が付かないものまで見えて新鮮でした。私は好奇心旺盛ですから、こんな、滅多にない経験は楽しまなくてはという気持ちになります。乗換駅のアナウンスは、「ご用は早く済ませて、交通機関が乱れる前に、お帰り下さい」という意味の言葉を繰り返していました。

 用事を済ませて、現地で落ち合った連れと一緒に昼食をとりました。私はここでも窓に向かって座ります。何階だったでしょうか。雪はビルの谷間から吹き上げるように、時にはガラスに当たり、踊りまわっていました。

 都営地下鉄と相互乗り入れしている路線を通りましたから、乗り換えは一度で済むはずでしたが、帰りはだんだんダイヤが乱れてきたのでアナウンスに従って2度乗り換え、とにかく、先へ先へと進みました。

 車中は遅れ、遅れのアナウンスがあり、4分遅れから7分、9分となり、ポイント点検、踏切の安全確認、停止信号、またまたポイント点検で35分。45分遅れで到着しました。

 駅前からのバスは、住宅地の中までの坂道を上ってくれるはずでしたが、危険なので運休しますという旗が風に吹かれていました。バスがなくても15分で歩ける距離です。「高齢者特別乗車証」というありがたいものがなかったころは、いつも歩いていました。

 坂道の途中に郵便局の小さな集配車が止まり、タイヤのあたりに何やら差し込んで懸命に回していました。「大丈夫ですか。どこかへおしらせしましょうか」「はいありがとう。連絡はしていますから」。ご苦労さま。お気をつけてというだけの私は、つれない人です。

 私はタイヤの跡をたどり、キシキシと雪を踏みながら歩きました。雪はますます降りしきります。タイヤの跡は途絶えました。道路はまだ誰も踏み込まない雪原になりました。こんな新鮮な体験は、もう、後にも先にもないでしょう。楽しまなければ損です。

 日曜日の礼拝は初めて休みました。雪道は降った後の方が滑りやすいのです。あれだけの雪をだれが掻いてくれるのかとも思いました。その代わり、ライブで礼拝に出席です。これにも好奇心がありました。暗証番号は貰っておきましたが、使うのは初めてです。「フラッシュ・プレーヤーを更新してください」の表示に少し間誤付きましたが、見慣れた講壇周囲が出てきました。何時もの牧師先生のメッセージもはっきりと受け止めることができました。

 昨日は足が少し痛んでいましたが、今日は疲れも取れて、ハレルヤです。