八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

チョウチョウウオ

2009年05月15日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・八重根・15cm・10m)
本州中部以南、台湾、フィリピンに分布。形態では特徴は少なく、濃い色の線が水平に走ることで他種と容易に区別可能。幼魚期は背鰭の後方に黒色斑文があるが、成魚になると消える。本属のなかではシラコダイとともに最も北方にまで適した種で、短時間であれば10℃くらいまでの低水温にも耐えられる。日本では最も多く観察されるチョウチョウオ科であるが繁殖生態などについてはまだ知られていない謎が多い魚である。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

アオウミウシ

2009年05月15日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・神湊・2cm・5m)
本州・九州・香港に分布。沖縄からの報告がなく不思議な分布域を示す種である。体地色は青色。背面の周縁は黄色く縁取られ、同色の縦線が正中線上の両触角の間から鰓の直前にかけて走っている。この正中線上の黄色の線の両脇と原足には黄色の断続する線(斑紋が)が並ぶ。八丈島では冷水塊などで水温が下がったときによく見られるが、本州では季節を問わず、浅所で普通に見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)