カラ売り

空売り規制がかかった。これによって根拠の無い売り注文を証券会社は受けにくくなった。現物を持っている者のみが売り注文を出せるわけだが、銘柄によっては空売りができないようになっているものも多い。だが、そろそろ底が見えてきていることも確かだ。デイトレーダーが空売り規制によって、売りから入ることができなくなったので、買いから入ることになる。この空売りという制度は古の昔からあり、古くはケネディ一家が世界恐慌の折に、いち早くその情報を掴んで空売りをし、それによって巨万の富を得たという話がある。世の中、損をする人間がいれば得をする者もいる。みんながみんな金持ちになることなどあり得ないのだ。ちなみに私のポートフォリオは真っ赤であり、金は湾岸戦争勃発時に1600円/gで購入したものを今年ようやく2900円で売ることができた。実に18年もの歳月がかかったことになり、その間1グラム900円台の時期もあった。悲しい投資人生である。このポートフォリオがプラスに転じるのは、私の死んだ後になるかもしれない。